ハトが平和の象徴として広まったのはなぜ?

2024年4月19日放送 19:58 - 20:10 NHK総合
チコちゃんに叱られる! (チコちゃんに叱られる!)

「ハトが平和の象徴として広まったのはなぜ?」というクイズが出された。頭にハトが止まったことがあるという錦鯉 長谷川まさのりさんにも聞いた。正解はピカソがハト好きだったから。東京大学 松井裕美准教授の解説。キリスト教文化圏ではハトは昔から平和の象徴として認識されてきたが世界中に広まったのは天才画家ピカソが描いた1枚の絵がきっかけ。1949年にピカソが描いた「鳩」という作品。ピカソの画風は前衛的なものから写実的なものまで幅広い。画家だった父親がよく描いていたハトに愛着があったピカソは生涯を通してハトを絵の題材にした。こちらはピカソが10歳で描いたといわれるハトのデッサン。こちらは晩年88歳で描いた「近衛兵と鳩」。自分の娘にもスペイン語で「ハト」を意味する「パロマ」と名付けてしまうほどハトが好きだった。もう1つハトが平和の象徴として広まったのはピカソの友人だった小説家のルイ・アラゴンがとったある行動があったから。第二次世界大戦直後の1949年、アメリカ・フランス・イギリスなど75か国の平和団体が集まり核兵器廃止を訴えた平和擁護世界大会の組織委員として中心的役割を担っていたアラゴンはピカソにポスターの製作を依頼した。アトリエでアラゴンが目にしたのは「鳩」の絵だった。その絵を気に入り採用。出来上がったポスターはパリの街中に貼られた。ポスターは評判となりその後も世界各地で行われた平和大会のポスターにピカソの描いたハトが頻繁に使われるようになりハトは平和の象徴というイメージが一般に定着していった。ポスターに使われた「鳩」の絵は友人で画家のマティスが贈った本物のハトを見て描いたもの。


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