南北分断の島国キプロス カジノリゾート開業の背景/地中海の島国キプロスに 最大級カジノリゾート開業

2023年7月18日放送 11:22 - 11:25 テレビ朝日
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キプロスはヨーロッパ・アジア・アフリカの3大陸の交差点。古代から様々な文化が入り込み、ギリシャ系とトルコ系の住民が入り交じっていた。1960年にイギリスから独立するとギリシャ系住民とトルコ系住民の衝突激化。1983年にトルコ系住民らが「北キプロス・トルコ共和国」の独立を宣言。2009年のギリシャ危機で関係の深いキプロスの銀行の業績が悪化。「キプロスショック」とも言われる金融危機が発生。一方でAP通信によればトルコ系である北側では当時からカジノが合法化されていてキプロスの観光客が流れ込んでいた。そこでアナスタシアディス大統領(当時)は金融・財政危機への対処の1つとして2015年にカジノを合法化。すると260万人前後だったキプロスへの観光客は2019年には400万人超に急増。ただ、キプロスはタックス・ヘイブンとして知られマネーロンダリングの疑惑も。そうした地にカジノが一大産業化することで「腐敗」がはびこるのではとの懸念もあるという。


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