- 出演者
- 榎並大二郎 宮司愛海
オープニング映像。
バレーボールのパリ五輪予選が9月16日に開幕する。スタジオにはトリコロールバボちゃんが登場した。今回はバレーボール男子日本代表の石川祐希に密着したイット!特別編をお送りする。
バレーボール男子日本代表は世界大会で46年ぶりにメダルを獲得する快挙を達成した。エースでキャプテンを務める石川祐希の10年を振り返る。
今年5月、イタリア・セリエAで8年目のシーズンを終えた石川祐希が帰国した。短いオフの間に向かった先はスポンサー契約を結ぶ企業の広告撮影だった。トークイベントにも登場した。帰国から10日後に日本代表に合流した。2年前からキャプテンとなり、チーム内では明るいムードメーカー。
石川は姉の影響で小学4年からバレーボールを始めたが、身長が低くて苦労した。高校時代に身長が伸びたことで同世代に敵はいなくなり、石川率いる星城高校は公式戦負けなしの99連勝。史上初の2年連続3冠を達成した。日本史上最高の逸材となった石川は世界最高峰のイタリア・セリエAに留学。所属したモデナは国内リーグ優勝11回を誇り、世界各国の代表選手が集まる名門クラブ。当時のキャプテンは世界屈指のセッター・ブラジル代表のブルーノだった。石川はチーム力を高めるために積極的にコミュニケーションを取るようになった。
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2016年には日本代表はリオデジャネイロオリンピック出場権を逃し、会場で試合を観ているしかなかった石川はプレーできる選手が羨ましいなどと話していた。石川は高校時代までほとんどトレーニングをせず、食事への関心も薄かったそうで2014年のセリエA初挑戦時にも監督から筋肉がないなどとツッコまれていた。初練習時にはトッププレーヤーたちがこなすメニューについていけなかった。2年後に再びセリエAに挑戦した際には出場機会を求めてラティーナでのプレーを選んだが、度重なるケガに苦しみ32試合中わずか13試合の出場にとどまった。そこで体作りへの意識が変わり、鍛えた結果この7年で体重は10キロほど増加したそう。石川のメンテナンスを行う野口トレーナーは股関節周りや背中の筋肉などが大きくなっていて、年を経るごとに体つきが良くなっているなどと話した。一方食生活においても栄養管理を行いながらアスリートとして徹底した食生活を心がけるようになったそう。また最も時間を割くのがストレッチで、毎日1時間ほどかけて入念に行っているとのこと。
2014年のセリエA初挑戦時にスキルの差を体感したのはエースのヌガペトの存在で、彼の真骨頂はフェイクセットというプレーだそう。石川もこの技術を習得し、後に代名詞となった。石川の成長が象徴されたのは昨季のセリエAプレーオフのペルージャ戦で、イタリアで手にした心技体のすべてをぶつけた結果セリエA史上最大のジャイアントキリングと呼ばれる快挙を成し遂げた。
今年最初の国際大会となるネーションズリーグに向けて石川はベスト4という目標を掲げた。全員の力が必要と話す石川が大事にしたのは表情豊かにチームのムードを作ることで、コミュニケーションをとってチームをまとめたいなどと話した。ネーションズリーグの開幕戦では試合開始8時間前から長蛇の列となり、試合は日本の勝利と最高のスタートとなった。またチーム力にはアナリストと呼ばれる分析版の存在が不可欠となっていて、大会期間中には毎試合分析結果を元にチーム戦術を立てている。2戦目のセルビア戦では相手エースが好調だったが、分析版がスパイクコースがストレートに偏っていることに気づき情報を伝達したことで試合の流れが変わり日本が勝利した。
開幕4連勝と好調な滑り出しをみせた日本だが、その要因のひとつに高橋藍の存在があった。高橋が脚光を浴びたのは2020年の春高バレーで見せたフェイクセットがきっかけで、石川のプレーに影響を受けたものだったそう。その後日本代表に選出されると東京オリンピックにも出場してベスト8進出に貢献した。その後高橋も大学在学中にセリエAに挑戦した。高橋は若手主体のチームであるパドバを選びレギュラーを獲得した。石川との直接対決では高橋が成長した姿を見せつけたが試合は石川のミラノが勝利した。
負けなしの6連勝と勢いに乗る日本はフランスラウンド第3戦で1994年から一度も勝ったことがないブラジルと対戦し、30年ぶりに勝利した。一方チームの快進撃のウラでもがき苦しんでいた西田が立ち直るきっかけを与えたのも石川だった。
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日本の快進撃のウラで調子が上がらずに西田有志はもがき苦しんでいた。西田は高校卒業後にVリーグへ進むと19歳でワールドカップバレーに出場するとベストサーバーを獲得した。東京オリンピックでは石川に次ぐ得点源として活躍すると今年日本代表の副キャプテンに就任した。しかし完全に不調に陥り出番のない試合も増えた。しかし石川がアドバイスした結果、西田は復調の兆しをみせ中国戦の勝利に貢献。続くオランダにも勝利し、日本は破竹の10連勝とした。
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ポーランドを舞台に負ければ終わりのトーナメント戦が開始。目標のベスト4に向けて石川は結果は分からないが準備をしてやることをやるだけなどと話した。迎えた準々決勝のスロベニア戦では石川が一人で27得点を叩き出し、チームを初のベスト4へと導いた。準決勝では世界ランキング1位のポーランドと対戦したが完全にアウェーでの試合は厳しく、日本はここで敗れた。
翌日、3位決定戦に臨んだ日本はイタリアと対戦しメダルを掛けた一進一退の攻防を繰り広げ、見事に勝利。バレーボール男子日本代表が46年ぶりに世界大会でのメダル獲得を獲得した。石川はもっとメダルの色が輝くことを目標に頑張るなどと話した。