- 出演者
- 大竹まこと 阿川佐和子 ビートたけし 東国原英夫 富坂聰 宮崎謙介 段文凝 斎藤幸平
習近平国家主席が就任後初のG20を欠席した。バイデン大統領との会談が注目された。岸田文雄総理大臣が出席。福島第一原発処理水の海洋放出をめぐり、日本への反発を強める中国を批判した。一部の国が日本産水産物の輸入を全面的に一時停止するなど突出した行動をとっていると批判。中国側の李強首相は反論しなかった。
原発処理水海洋放出から1か月、本当に日中関係は悪化しているのか。中国の本音を日中両国で緊急取材SP。
内閣改造の林芳正前外務大臣にかわり上川陽子新外務大臣となった。林芳正前外務大臣は岸田派なので、来年の次の総裁選に出ることになるだろうと東国原さんがいう。外務大臣が変わっても、外交は変わらないという。結局日中関係がよくなることもなかった。しばらくは誰がやっても難しいだろう。中国とのパイプはないのか。
中国にとっては、台湾が自国の領土だということか以前から言っていることなので、十段線となってことは今後台湾になにも影響は ない。段さんは日本に12-3年いるという。領土の問題は、話し続けなければいけないだろうという。新たな戦争は避けたほうがいい。中国が台湾に侵攻する話は、内戦となる。他国が介入することは、内政に干渉することになる。台湾は、付き合い方は、今のままでいいという。台湾が中国に組み込まれたら、自由などが保持されるのか心配になる。統一されることはアメリカが阻止するだろうと東国原さんがいう。斎藤さんはアメリカはなにもしないだろうという。
中国在住の会社員は、汚染水で海洋への影響もあり人の健康への不安についてよくないと報道されていると話した。放出当時ニュースになったのが、海水汚染の不安から塩を買い占めた様子。騒動は一部地域での出来事だという。2020年以降中国のトリチウムの処分量は、日本の海洋放出の年間予定量とくらべ数倍に上るというデータについては、ニュースで見たことがないと話し、私たちがアクセスできる情報は限られていると話した。
日向丸浅草本店では、寿司を食べる中国人観光客が見られた。輸入停止の措置が取られているなか、中国人観光客は私たちには問題ないので食べますなどと話した。処理水の影響は気になるものの自分の判断で行動している。訪日しても処理水放出には断固反対の人たちもいる。
韓国では処理水放出を巡って8割近い国民が反対しているとの報道もあったが、過激な反対活動にまでは発展していない。韓国国内では処理水放出後も日本食・や魚介類の店は人気のままで、日本産海産物の販売状況にもほとんど変化はないという。こうした中韓国国内では中国の過激な処理水反対活動に批判的な声も目立っている。
中国では処理水のフェイク動画などを拡散しているのは再生数を伸ばしたい人が殆どで、知識層の間では冷却水と処理水は違うものとして認識しているという。今回日本に迷惑電話をかけてくるなどした背景にはSNSや国営メディアの扇動もあったが、東国原さんは「おそらく今回の処理水のニュースを知らない中国国民は8割位いると思う」と話した。
中国は東電が調査した処理水のデータを信用できないとの姿勢をとっているため、第三国の調査機関を通じて調査することで信憑性を高めるのが有効だという。中国側は炉心が融解した水は危険性が高いと主張していて、中国が納得するには今後ALPSの科学的根拠をより検証していく必要がある。
宮崎さんは条約がないから近隣国に許可を取らなくてもよいとした。東国原さんは中国は説明していないと条件にしているから言いがかりだとした。IAEAは検査が基準値であるが放出するのは推奨しないとしている。段さんは丁寧に説明することが大切とした。富坂さんは中国はアメリカと対立していて日本とはあまり摩擦を起こしたくないという。
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段さんらは似ているところが多く、大体同じことを考えているため相違があるとイラッとすることがあるなどと話した。
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たけしさんは中国はしたたかで表面上は水産物の輸入停止と言っているが経済優先でウラではホタテなどを輸入するのではないかなどと話した。