2024年2月25日放送 12:00 - 12:55 テレビ朝日

ビートたけしのTVタックル

出演者
江口ともみ ビートたけし 阿川佐和子 優木まおみ パトリック・ハーラン 石田健 坂田良平 
(ビートたけしのTVタックル)
東名高速 東京料金所 トラック大渋滞

今、東名高速道路上りの出口である東京料金所が問題になっている。午前0時前、駐停車禁止の路肩に停まる数台のトラック。走行車線に停止することは違反行為だが、これを皮切りに料金所手前でトラック渋滞が発生。多くの一般車両も巻き込み、3車線すべてがトラックなどで埋め尽くされた。100台を超えるトラックによって1km以上の大渋滞が起きていた。午前0時、トラックが一斉に料金所を通過。高速道路には深夜割引という制度があり、午前0時~午前4時の間に料金所を通過すると全ての通行料が3割引になる。その割引が適用される午前0時を待つために大渋滞が起きていた。実際に取材班が車で走ってみると料金所はすぐ目の前にも関わらず通過するのに10分近くかかった。さらに料金所に近い港北パーキングエリアでは深夜割引の0時待ちとみられるトラックが路肩に違法停車。パーキングエリア内にある大型車の駐車スペースはトラックで満車。さらにトラックが禁止されている一般車両の駐車スペースにも停車しているため駐車できない車が。こうした状況に東名高速道路を管轄するNEXCO中日本は「料金所手前での車両停止や滞留が発生することにより追突事故につながる可能性があるため警察と連携した呼びかけなどの対応を継続的に行っている」とのこと。一方でトラックの運転手は「会社で深夜割引の利用は決められているので」と話す。例えば大阪~東京間をトラックで走行した場合5000円以上の割引となる。栃木県にある運送会社は「月に50万円くらい割引の恩恵がある。人件費や燃料費も高騰している部分があるので圧迫した部分のコストを補填するのに深夜割引を使っている」と話した。この会社では0時待ちこそしていないが、運行シフトを調整して深夜割引を活用している。この渋滞に国土交通省は2024年度中をめどに深夜割引制度を見直す方針。新制度では対象時間を午後10時~午前5時に拡大。一方で現在は対象時間を走行すれば全走行距離が割引されていたが、新制度ではETCの通信機能を使い対象時間の走行距離のみ割引。物流ジャーナリストの坂田氏は「午後10時~午前5時の間しか割引が利かないわけですから午後10時~午前5時の間に走るトラックドライバーが増える。夜に走るわけですから当然危険も増して交通事故のリスクが高くなる」と指摘。4月からはドライバーの労働時間に上限が課せられ、さらなる人手不足も懸念される。

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サンコー中日本高速道路吹田インターチェンジ国土交通省東京インターチェンジ東京料金所東名高速道路栃木県港北パーキングエリア
(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

(ビートたけしのTVタックル)
東名高速 東京料金所 トラック大渋滞

深夜割引制度について坂田氏は「0時待ち渋滞を引き起こしているトラックドライバーたちは一分一秒でも早く家に帰りたい。でも例えば社長に深夜割引を必ず取ってこいって言われる。うるさいので下道を走ってるトラックを高速に上げてしまおうという目的で深夜割引を始めたが、発想が浅かったんでしょうね」等と指摘。現在は午前0時~午前4時までの対象時間帯を走行すれば全走行距離が割引され、新制度では午後10時~午前5時までに対象を広げてETCの通信機能を使い対象時間帯の走行距離のみ割引。ネットの商品売買増加で運送業界の負担になっているのかとの質問には「ECや宅配の割合は全荷物の中で1~2%程度しかない。ただし、2024年問題において今まで13時間働けていたドライバーが9時間しか働けなくなると当然運べる荷物の量は減る」等と指摘。出演者は「消費者的には値段も高くなったりとか供給が不安定になるということに耐えられるように再教育していくということなんでしょうかね」等とコメント。

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2024年問題東京料金所東名高速道路
外国人観光客増加で旅行スタイル変化

今月10日から始まった中国の旧正月「春節」で中国国内を旅行した人などが増加。日本を訪れた中国人の観光客数も徐々に回復し、中国人旅行者の爆買いによる大きなインバウンド効果が期待されている。中国の経済は景気低迷で爆買いスタイルから特殊兵式旅行を考えていた。特殊兵式旅行とは特殊使命の兵士のように行動する人気の旅行スタイルだという。中国の若者の間で人気の特殊兵式旅行について中国人旅行者に聞いてみると目的遂行の為なら睡眠時間や無駄な費用を徹底的に節約するストイックな旅の事だと話している。東京の台東区にある「カンガルーホテル」は宿泊費が高い都内で1泊4000円から宿泊が可能。宿泊していた中国人旅行者に密着。目的は有名アーティストの日本ツアー鑑賞だが現在は特殊兵式旅行を実行中だった。重い荷物を持ちながら歩き慣れない日本の電車を乗り継ぎ節約。最低限の食事だけで良い行動も特殊兵式旅行の特徴だと言うが昼食はドリンク1本のみだった。特殊兵式旅行をしている理由のもう1つがルイヴィトンのバッグで中国よりも安く値段は約28万円で旅の軍資金半分ほどを投じている。中国人旅行者は爆買いから高級品の一点買いに変化しているという。

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カンガルーホテルテイラー・スウィフトルイヴィトンバッグルイ・ヴィトン上海(中国)北京南駅台東区(東京)広州南駅春節東京国際空港特殊兵式旅行

外国人観光客が増加した事についてスタジオトーク。石田健は「国内旅行が流行っていて中国国内ではTikTokなどでもっと良い所があると言ったら人が集まる」などと語っている。優木まおみは「外国の人達の要望が広くなったから寿司やの体験が出てきた」などとコメント。パトリック・ハーランは「日本の物は全部外国人に取って魅力的でオーナーと話せるのはチェーン店ばっかのアメリカとは違う」などと語っている。江口ともみは「今はやっている新橋のスナックはツアーがあったりするらしい」などと話している。

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上海(中国)北京(中国)新橋(東京)

外国人観光客向けの「スナック」を巡る体験ツアーがある。外国人観光客たちは、カラオケをしたり、ママさん得意の結婚占いをしてもらったりと日本独自の夜の社交場「スナック」を満喫した。

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DAMスナックAERUスナック栗奴港区(東京)

たけしさんは「日本文化を守ってくれるのが外国人になっている。シャネルの会長のお茶はすごかった。茶道の本を書いている」などと話した。阿川さんは「岩手を紹介した外国人記者のおかげで外国人観光客が増えた。日本人もそれを見ていこうかとなった。逆輸入効果みたいになっている」などとした。パックンさんは「荒木町では昔と違い今は外国人も受け入れてもらいやすくなった」などと言った。

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シャネル盛岡(岩手)荒木町(東京)
後継者不足…日本文化の危機!?

日本で有名な奇祭の1つと言われる岩手県奥州市の「蘇民祭」。以前駅でのポスターの掲示を巡り、注目を浴びた。1000年以上続く祭りだが、今月17日、歴史に幕を閉じた。その理由は地域全体として高齢化が進んだことによる担い手不足によるもの。担い手不足による日本の伝統は、各地で消えつつある。そんな中、後継者不足の地方事業を継承し、日本食にかかせないあるものを復活させた夫婦が、人口8000人の広島県・神石高原町にいた。

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奥州市(岩手)妙見山神石高原町(広島)蘇民祭黒石寺

門田さん夫婦が復活させたのは「味噌」。1984年創業の「神龍味噌」は昔ながらの木桶を使い、天然醸造で味噌を作る全国でも数少ない味噌蔵。4年前に先代の中平道正さんが高齢を理由に廃業を決めていたところ、地元の人が味噌蔵を消すまいと後継者探しをした。そこで当時こんにゃく農家で働いていた英章さんは、以前神龍味噌でのアルバイト経験があったため、白羽の矢が立ったという。門田さん夫婦は不安もあったが70年続いた味噌蔵をなくすのは惜しいと、未経験ながら2020年に後継者となった。木桶で作る神龍味噌は、毎年3月頃から麹室で味噌の発酵に欠かせない米麹づくりが始まる。蒸した米に麹菌を付着させるが、すべて手作業。室温37℃、湿度70%くらいだという。神龍味噌は蓋麹法というものを用いていて、麹蓋といわれる木製の盆をつかって麹を作る。繁殖した麹菌がびっしりつけば米麹は完成する。その後蒸した大豆と米麹をミンチ状にし、水と塩を加え木桶の中へ入れる。初めはわからないことばかりだったが、先代から教わった半年間で味噌づくりを真剣に学んだという。100年使われている木桶には美味しい味噌になるため欠かせないものがあった。

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中平道正神龍味噌

味噌作りに使用される木桶の内側には?微生物がすみつき、独特の味わいが生まれる。木桶は宝物だという。木桶に材料を入れて重石をして半年ほど発酵。梅雨が明けた頃に、木桶を一度開ける。発酵のムラをなくし風味を高めるため、上下にある味噌を入れ替える作業は天地返しという。発酵するには20度以上の気温がないといけない。梅雨と夏を越えて味噌ができる。10月の桶開きで味が確認できるという。門田夫婦がスタジオに登場。味噌づくりの難しさと後継者不足の現状は。

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味噌梅雨

いい店では味噌汁が美味いというたけしさん。広島の門田さん夫妻が登場。先代はやさしい言葉をかけてくれるという。夫はこんにゃく農家だったという。納豆を食べると菌が移るので食べられないとのこと。

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納豆

味噌づくりをする場合、納豆をたべてはいけないという。味噌に菌が移ってしまうとのこと。菌を持ち帰ってはいけないとのこと。門田さんの味噌は地元の道の駅で売っている。今は売り切れの状態だ。木桶でしか作れない味噌だ。作れる量は少ないという。味噌汁がおすすめだとのこと。できたてのおにぎりに乗せると美味しいという。パックンはさばのぬか漬けが最高だとのこと。魚が大事だという。たけしさんはちゃんとしたごはんならそれだけで十分だと言う。

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門田さん夫妻は、100年200年続く味噌蔵にしたいと言う。ワインと同じようになればいいとたけしさんが言う。味を守ってほしいとのこと。

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ワイン味噌

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