- 出演者
- 石丸幹二 坂下千里子 天野ひろゆき(キャイ~ン)
脳梗塞・心筋梗塞の原因の一つと言えるのが脂質異常症。血液中の脂質異常症とは善玉コレステロールや悪玉コレステロール、中性脂肪のいずれかの数値が基準値を超えている状態。予備軍を含めると日本人の約3000万人が脂質異常症だと言われている。脂質異常症は自覚症状がほとんどないにも関わらず、動脈硬化を確実に進行させる。今日は脂質異常症の原因と対策を徹底リサーチする。
オープニング映像。
今朝のテーマは「自覚なく血管を蝕む!?脂質異常症の原因と対策」。天野は以前、番組で行った人間ドックで脂質異常症と判明した。善玉コレステロールや悪玉コレステロール、中性脂肪のうち1つでも基準値を超えていると脂質異常症と診断される。
天野の健康診断の結果を見ると、LDLコレステロールがかなり高いという。数値が基準値を超えている人の主な原因は脂っぽいもののとりすぎだという。脂っぽいものとは飽和脂肪酸呼ばれる脂で、冷蔵庫に入れて固まる。摂りすぎるとLDLコレステロールが上がりやすい。
天野は7年前に受けた人間ドックの結果ですでにLDLコレステロールの数値が高めだったが、現在に至るまで改善されておらず、長い時間血管に負担をかけていた。それに加え現在は54歳と年齢的にも影響を受けやすい状態だ。天野の血管の中ではすでに動脈硬化が起きていることが判明。高血圧の人が動脈硬化を起こすと血流の圧に耐えきれず血管が裂ける可能性もある。動脈硬化が進むと血管が詰まりやすくなり、様々な病気を引き起こす可能性がある。動脈硬化の怖いところは自覚症状がほとんど無いことで、放置されることが多く突然死を招く可能性がある。
中性脂肪は身体を動かすために必要なエネルギー源で、本来とても重要なものだ。しかし増えすぎるとメタボや脂肪肝になり、動脈硬化の原因になる可能性がある。空腹時に中性脂肪の数値が上がってしまう原因も食生活の乱れだ。
痩せた人でもお酒、炭水化物、お菓子、ジュースをたくさん摂っている人は中性脂肪の数値が高い人がいる。自生の場合は閉経を境にLDLコレステロールが上がりやすい。妊娠中にコレステロールが高いと子どもにも脂質異常症が伝わるという。LDLコレステロールや中性脂肪の数値が長期間、基準値を超えている場合は主治医と相談だ。
脂質異常症対策の4つのルールを紹介。1つ目は「軽い運動を毎日行う」。1時間程度座り続けたら5分間歩いたりストレッチをするよう心がける。2つ目は「脂っぽいものを控える」。3つ目は「ジュース・お菓子は厳禁」。ジュース・お菓子は糖質が身体に吸収されやすく、動脈硬化の進行を早める可能性がある。以上のことを踏まえ、1か月で1キロ痩せることができれば出だしは成功。3か月続けることが大切だ。
- キーワード
- LDLコレステロール中性脂肪脂質異常症
脂質異常症を改善する食材を紹介。アブラナ科の食材に含まれるスルフォラファンは動脈硬化で起きた血管の錆つきを取ることができる。生の方がよいという。さらに納豆などのネバネバ系やこんにゃく、玉ネギ、ゴボウなどにもLDLコレステロールを下げる作用がある。この他にも食物繊維を豊富に含むキノコ類・海藻類もコレステロールの吸収を抑える働きを持つ。肉は脂の少ない部位を食べて、調理法も茹でる・蒸すの方法であれば接種する余分な脂質を抑えられる。
脂質異常症改善の「無限野菜ディップ」の作り方を紹介。赤味噌と低脂肪マヨネーズを混ぜ合わせ、お好みで七味を加える。無糖ヨーグルトに低脂肪マヨネーズ、粒マスタードを加えたソースも作る。「ネバチキ丼」の作り方を紹介。オクラ・めかぶに減塩醤油で味付けした納豆を加え、炊いた玄米にかけて塩ゆでしたささみを乗せる。
脂質異常症改善につながる「ネバチキ丼」をスタジオで試食した。天野は先生から言われた通り、食生活の改善を行いながら仕事の合間に軽い運動を取り入れた。天野の健康状態については今後も番組で伝える。
「健康カプセル!ゲンキの時間」の次回予告。
エンディング映像。
「がっちりマンデー!!」の番組宣伝。