2024年3月11日放送 13:05 - 13:55 NHK総合

列島ニュース

出演者
坂下恵理 嶋田ココ 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

(仙台局 昼のニュース)
震災13年 3月11日を迎えて

石巻市雄勝町で銀鮭の養殖を営む阿部優一郎さんは13年前のきょう、福島市内で働いていて無事だったが、雄勝町の実家が津波で流された。弟の義満さん、弟の妻・恵美子さんが犠牲となり、母・良子さんはまだ見つかっていない。残された父や弟の息子を引取り福島市で暮らすことも考えたが、仕事を辞め弟のあとを継いで銀鮭漁師になった。当初は赤字だったが弟の生きた証を残したいと諦めずに続け、震災前とほぼ同じ水準まで回復した。南三陸町の港に入ってきた船。わかめのめかぶを切り落とす作業をしているのは漁師の小野具大さん。震災の津波で母の美和子さんと兄の雄大さんを亡くした。震災当時は塩竈市内の飲料メーカーに勤めていたが、家業の漁業を継いだ兄が亡くなったことから自分が引き継ぐことを決意し、南三陸町に戻ってきた。亘理町 上浜街道の災害公営住宅ではきょうも住民や地域のお年寄りが7年前から毎日続けてきた朝のラジオ体操をして交流した。住民たちの高齢化が進むなか、新型コロナの影響もあり、交流への参加が難しい人が出てきているということで、少しずつ交流の機会を増やすようにしているという。

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SARSコロナウイルス2亘理町(宮城)南三陸町(宮城)塩竈市(宮城)東日本大震災福島市(福島)福島第一原子力発電所銀鮭雄勝町(宮城)
(福島局 昼のニュース)
震災・原発事故から13年 各地で追悼・復興祈り

今日で、東日本大震災と東京電力・福島第一原発の事故から13年となる。福島県の各地で追悼・復興の祈りが捧げられた。津波で壊滅的な被害を受けた福島・南相馬市の五賀和雄さんは、唯一残った「かしまの一本松」からとった種で、96本の苗木を植えた。特定復興再生拠点区域として、去年3月末に避難指示が解除された浪江町の室原地区の金澤政喜さんは、帰還したがっていた母が白河市に移り住んだ約1ヶ月後に亡くなったことを話した。

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かしまの一本松大熊町(福島)東京電力東日本大震災浪江町(福島)白河市(福島)福島第一原子力発電所豊間(福島)鹿嶋区(福島)
(季節の映像)
つくしとたんぽぽの共演

静岡・葵区の「薩摩土手」に咲き誇るつくし・たんぽぽの映像を紹介した。

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たんぽぽつくし日本放送協会葵区(静岡)薩摩土手
(札幌局 昼のニュース)
追悼 東日本大震災13年 犠牲者に祈りを捧げる

東日本大震災から、今日で13年となる。北海道・函館市では最大2.4mの津波が押し寄せ、男性1人が死亡し、600棟以上が浸水被害に遭った。函館市の海岸近くには献花台が設置され、訪れた市民らが静かに花を手向けていた。献花台は、函館市地域交流まちづくりセンターに午後8時半まで設置され、午後2時46分に黙祷が捧げられるという。函館市の五稜郭タワーでは、地震が発生しタワー内で火災が起きたという想定で、防災訓練が行なわれた。タワーでは、東日本大震災の翌年から、訓練の1回を3月11日に実施している。

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五稜郭タワー函館市地域交流まちづくりセンター函館(北海道)東日本大震災陸前高田市(岩手)
NHK NEWS WEB オススメ特集は
「作品ではなく私に・・・」展示会場で突然向けられたカメラ

NHK NEWS WEBの特集記事は「作品ではなく私に・・・」展示会場で突然向けられたカメラ。芸術分野のハラスメントが問題。女子学生が体験を話す。展示会で男性に作品について質問をされると説明をした女子大生、フルネームを聞かれ、カメラを作品ではなく女性にカメラが向けられた。作品をひきあいに関係をせまれるといった声があった。この問題に警鐘をならしたライターは作品を評価してもらいたい側と、評価する側が均等ではないという。対策についても記事はふれていると紹介した。

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NHK NEWS WEBうつ病
(金沢局 昼のニュース)
能登地域の復興ビジョン 馳知事に提出

能登半島地震で被害をうけた和倉温泉の経営者のグループが能登地域の復興ビジョンを知事に提出。和倉温泉は地震による建物の被害や断水で旅館のほとんどが休業。地元の宿泊業や飲食業の若手経営者たちのグループは2040年を見据えて能登地域全体の復興に向けたビジョンをまとめて提出した。経営者らは能登の景観の保全や経済の循環、人々の交流など地域をめぐる力をコンセプトに復興にう取り組みたいと報告した。これに対して知事はインフラの復興と並行した新しいまちづくりの具体化にむけ協力したいなどと支援していきたいことを述べた。

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七尾市(石川)令和6年能登半島地震和倉温泉石川県庁金沢(石川)馳浩
輪島 障害者施設で受け入れ再開

能登半島地震の影響で利用者の受け入れをやめていた輪島市の障害者施設「一互一笑」で今日から受け入れ再開。施設は障害がある大人や子供、およそ60人が通所で利用。断水や職員が被災した影響で受け入れをやめていた。地震から2ヶ月。断水が解消し職員の態勢を確保できたとして今日から再開。午前中は6人が訪れた。このうち就労を希望する3人は輪島市から依頼をうけて市役所へ行き、掃除をした。輪島市によると市内に7つある障害者の通所施設で利用が再開されたのはこれで4箇所目だという。

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令和6年能登半島地震多機能型ライフサポート 一互一笑輪島市役所輪島市(石川)金沢(石川)
(富山局 昼のニュース)
東北地方・能登地方の復興を応援するイベント

東日本大震災と東京電力・福島第一原子力発電所の事故発生からきょうで13年。富山駅では東北と石川県・能登地方の復興を応援しようと市民の有志が「ふっこうのおと」というイベントを行っている。特産品ブースには宮城県南三陸町のわかめや、福島県浪江町のえごまを使ったジャム、石川県能登町のいか煎餅などが並べられ、訪れた人たちが次々買い求めていた。また、会場には福島県出身の写真家・須賀武継さんが津波と原発事故で被災した浪江町の請戸地区で再建された神社などを撮影した写真も展示され、訪れた人たちが東北に思いを馳せていた。イベントは午後4時までで、午後には福島県浪江町の語り部と富山市の高校生によるトークセッションや黙祷が行われる。

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ふっこうのおとわかめ令和6年能登半島地震南三陸町(宮城)富山市(富山)富山駅東京電力東日本大震災浪江町(福島)福島第一原子力発電所能登町(石川)須賀武継
液状化被害地区の住民 復興に向けて新組織結成

きのう氷見市栄町にある新道地区で住民約50人が集まり「震災復興期成会」を立ち上げた。この地区は液状化などで住宅被害が相次ぎ、町内会長によると77世帯のうち4割近くにあたる30世帯が転居や転居予定としており、地域コミュニティの存続が課題。このため会は復興に向けた基本方針として、今の町家づくりは隣の家と壁が接して住民の利便性が悪いため、新たに道路を設けて区画整備を進めることや、液状化した地盤を安心して住めるように改善することを市と相談しながら目指すこととなった。さらに地区内に災害公営住宅を整備できないか市と協議するとしている。また、会が出席した31世帯にアンケートを実施したところ、新道地区に戻る意思について「ある」が13世帯、「ない」が10世帯だったという。

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令和6年能登半島地震栄町(富山)
(列島ニュース)
54年前の大阪万博 パビリオン解体を記録に

54年前の3月に開幕した「大阪万博」について。当時は映像記録として8ミリフィルムが大流行していた。その8ミリで万博パビリオンの建設~解体を記録した方が大阪・豊中市にいる。

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日本万国博覧会豊中市(大阪)

訪ねたのは大阪・豊中市に住む合原さん(90)。合原さんは大阪にあるアマチュア映画愛好会の会長で、これまで数々のコンクールで賞を取ってきた腕前の持ち主。早速その腕前を見せてもらった。字幕には「EXPO スイス館」「ツリーの最後」のタイトルが。そこには光り輝くパビリオン「光の木」とそれが解体されるまでが克明に記録されている。当時、合原さんは大手建設会社に勤務で、会社から任されたのは完成までの公式記録音撮影だった。建設を担ったのはスイス館の「光の木」。アルプスの樹氷を模したオブジェだった。直径55メートル・高さ21メートル・約3万個の電飾で輝くという奇抜なデザイン。そこで導入されたのが当時最新鋭だったコンピューター。強度テストを何度も重ねるなど、試行錯誤が続いた。1年半の月日を経てようやく「光の木」が完成。会場でひときわ目立つ「光の木」は待ち合わせ場所として人気スポットに。夜には光り輝く姿に多くの人が魅了された。こうして約6か月間の万博が終了。会社から頼まれた仕事は終わりのはずだったが、合原さんは撮影をやめなかった。ここからの撮影はもちろん自腹。複雑な設計のため解体には4か月がかかった。太陽の塔で有名な万博記念公園。パビリオンのほとんどが解体され、当時の面影はあまりない。「光の木」があった場所には現在、国立民族学博物館が建っている。フィルムで変わりゆく「光の木」を移していた水面はそのままで、「ここに”光の木”があったんだなと思い出す」と話す。忘れられないワンカットは池に映る「光の木」。作品のエンディングを合原さんは「いつか人々はこの地を再び訪れ、『確かにここに光の気があった』とつぶやくに違いない」と締めている。

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吹田市(大阪)国立民族学博物館太陽の塔日本万国博覧会日本万国博覧会記念公園豊中市(大阪)
(松江局 昼のニュース)
災害時・安否不明者・死者 氏名・住所 公表へ

災害による安否不明者について国は去年3月に救助活動の効率化のために必要がある場合は氏名などの公表を可能とする指針を定めている。これを踏まえて島根県も検討を進めた結果、災害対策本部を設置する規模となった災害で、必要性があると判断した場合、安否不明者と亡くなった人について氏名などを公表する方針を決めた。公表するのは氏名と住所、性別と年齢で、亡くなった人については死因も含まれる方針。公表はいずれも秘匿すべき事情がないことが確認できた人が対象で、安否不明者は家族の同意がなくても公表できるとする一方、亡くなった人は遺族などの同意が必要だとしている。公表の際には市町村が対象者リストを作成して秘匿すべき事情の確認などを進めていくことになり。県はこの方針を今月14日に開かれる防災会議で報告したあと、今月下旬から運用を始めることにしている。能登半島地震では石川県が亡くなった人のうち遺族の同意が得られた場合は氏名や住所などを公表している。

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令和6年能登半島地震島根県石川県
(秋田局 昼のニュース)
東日本大震災13年 県内361人が避難

県によると今月1日現在、震災や原発事故のため岩手・宮城・福島の3県から県内へ避難しているのはいわゆる「自主避難」も含めて143世帯361人となっている。去年の同じ時期より19人少なくなっているが、今も多くの被災者が避難生活を続けている。県別に見ると福島県からが最も多く301人、宮城県からが56人、岩手県からが4人となっている。また県が去年避難者を対象に行なったアンケートで現在の生活で困っていることや不安なことを複数回答でたずねたところ回答があった118世帯のうち最も多かったのが「生活資金に関すること」で31.5%、次いで「健康や福祉のこと」が30.1%となった。秋田県被災者支援班は「福島・宮城・岩手とも連携してニーズを細かく聞き取り、今後も支援を進めていきたい」と話している。

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宮城県岩手県東日本大震災福島県秋田県
(名古屋局 昼のニュース)
パネル展 “岩手陸前高田”への支援と交流を紹介

発生から13年となる東日本大震災で名古屋市で被災した岩手県陸前高田市を支援してことをきっかけに続いてきた交流について紹介するパネル展が行われている。会場には震災の発生直後に地元の消防団が瓦礫の中で救助活動を行ったり、避難所に集まって人々が身を寄せ合ったりしている写真が日本語・英語の解説文とともに展示されている。また、名古屋市が機能が麻痺した陸前高田市役所のあらゆる部署を支援する「まるごと支援」を行った経緯や、その後漁師の間では子どもたちの交流が続いていることも紹介されている。パネル展は5月5日まで行われており、入場は無料。

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名古屋市名古屋市港防災センター東日本大震災港区(愛知)陸前高田市役所陸前高田市(岩手)
(気象情報)
気象情報

大阪、宮崎のライブ映像が流れ、全国の天気予報と週間天気予報を伝えた。

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大阪府宮崎県

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