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東京都に隣接する埼玉県。世界各国の料理がある。思わず踊りだすほどにおいしい。ウクライナの料理ペルメニは母国を繋ぐ料理だ。
春日部市を訪ねた。子育てしやすい街として注目されている。電車で10分のアフロジャパン。毎週末に、カメルーンの人たちで盛り上がる。オーナーのブレスさんが5年前に開いた。周辺にはカメルーン出身の人が多く暮らしている。おすすめの料理であるバンガスープは栄養満点だ。ブレスさんは2008年に来日。レストランを開くのが夢だったという。バンガベースはナッツなどで作られた濃厚なルウで、出汁を取るためにナマズの干物を入れる。ネギなどの野菜を使い鶏ガラでコクを出す。具材には肉と魚、野菜がいっぱいだ。カメルーンの人達がたくさん集まってきた。
狭山市にやってきた。ハセルフーズがある。バクラヴァが売られている。トルコの甘いお菓子だ。バクラヴァはトルコそのものだという人もいる。バクラヴァの工房をはじめたハサン・ヌリさん。ハサンさんは中古車販売を営んでいた。日本の中古車をトルコへ輸出。ハサンさんは観光案内所を開いた。キプロス島は南北に分断。北キプロスを承認しているのはトルコだけだ。美しい港町だ。バクラヴァは宮廷菓子だ。ピスタチオをしきつめ、薄いパイ生地を重ねる。シロップをかけて焼く。200度で40分。こうばしい香りが漂う。狭山茶を使ったバクラバを作るという。試作品では抹茶を使う。抹茶バクラヴァの試食会。カタチはお茶の葉をイメージしている。表面にも抹茶をまぶした。甘さと苦味のコラボとなった。
朝霞市のM&Yはルーマニア出身のモニカさんが作るルーマニア料理のママリーガやサルマーレが食べられると紹介。越谷市のバングラディッシュ料理店のバァニでは代表的な家庭料理のチキンプラウが人気だと紹介。
埼玉県川口市は埼玉県の中で最も外国人居住者の割合が多く4万人が暮らしている。ペルメニ ブティックで出されているペルメニはウクライナやロシア等の東ヨーロッパを中心に食べられている家庭料理だと紹介。経営するのはウクライナ出身のリューダさんで母国の文化を知ってもらおうと店を開いたという。17歳で来日したリューダさんは介護やホテル従業員等の仕事を経て2022年に店をオープンしたが、その翌日にロシアによるウクライナ侵攻が開始された。店の従業員であるオルガさんはロシア人であるが、リューダさんは1人の人間として接している。川口市はウクライナから避難してきた人々に住宅を提供しており、リューダさんの母も川口市に避難しで生活している。2人は近くに暮らす友人のイリーナさんの元を訪れた。イリーナさんは母と同時期に日本へ避難し、遠い祖国への心を落ち着かせるために家庭菜園を営んでいるという。この日店に母を始めとした避難しているウクライナ人らが訪れ、リューダさんはペルメニを振る舞ったと紹介。
エンディング映像が流れた。