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- 南利幸 寺門亜衣子 井上二郎
フランスではEUの環境規制などに反対する農家がが抗議活動を行っている。EUの他の国々でも抗議活動が相次いでいる。EUが域内の農家に求める環境規制が厳しすぎると、全国の農家らが訴えている。農薬や肥料などの規制で、生産性が落ちるという懸念が強まり、農家の方々の不満が爆発している。農家の不満を受け皿にした極右や右派政党が支持を広げる可能性があるとのこと。
香港政府は「国家安全条例」の制定にむけて要旨を発表。「香港国家安全維持法」が4年前に施行され、多くの活動家の逮捕・起訴につながっている。「国家安全条例」と「国家安全維持法」とはどう違うのか。国家安全維持法は北京の中国政府が制定。国家安全条例は、香港政府が制定したものだ。国家安全条例は香港の「基本法」で制定され、2003年に香港政府が制定を目指したことがあった。2003年には反対する市民50万人がデモ行進。条例案が撤回された経緯もあった。条例の要旨は、国家機密を盗むことやスパイ行為、外国勢力による干渉などを取り締まるというものだ。立法手続きが速やかに進むかとみられている。
ミャンマーで軍がクーデターを起こして1日で3年。ミャンマーはいま、大きな転換点を迎えている。去年10月、東部の州で少数民族の武力勢力がミャンマー軍に一斉攻撃した。ミャンマー軍には軟化の兆しがみられる。ASEAN外相会議に外務省の高官を派遣した。ミャンマーはこれまで2年以上、主要な会議には欠席してきた。軍の歩み寄りがあると地元メディアは伝えている。人道状況の悪化が懸念されている。ASEANによる仲介が動きだすのか、注目される。
2002年にインドネシアから独立したアジアで最も若い国の東ティモールについて。現地では日本の支援を受けながら、新しい国づくりが進められる。独立には1本の映像が関わっている。1991年11月、当時インドネシアの支配下にあった東ティモールで撮影された映像。独立を求める若者に無差別に発砲する治安部隊。200人以上の市民が犠牲になったサンタクルス事件。この映像が国際世論を高めた。イギリス人ジャーナリストのマックス・スタールさんが撮影。厳しい取材制限の中、テープを地面に埋め、それを協力者が持ち出した。2年前に亡くなったマックス・スタールさん。事件後も取材をし、膨大な数の映像を残した。助手として取材をともにしたエディー・ピントさん。エディーさんは、スタールさんから取材テープ80000本を託された。独立後に生まれた若い世代が人口の半分を占めるようになった。エディーさんは貴重な映像を守り、思いを伝えることが使命だと思っているという。去年11月、事件の追悼式が行われた。この日、撮影するエディーさんの姿があった。スタールさんは生前、事件現場の地に埋葬されることを希望。その場所には多くの人が花をたむける。「時に尊厳は世界を変える」と刻まれている。国づくりを記録する後進の育成に力を入れるエディーさん。
マックス・スタールさんは、現地では英雄として多くの国民に慕われている。国際的にも功績は評価されている。重要な記録物を人類の遺産として保存するユネスコの「世界の記憶」に登録された。東ティモールは、独立から20年。治安も改善された。石油・天然ガスの依存からの脱却、産業の多様化・雇用の創出を目標に国づくりに取り組んでいる。ASEANへの正式加盟に向け準備が進んでいるという。
東京の江東区長選をめぐり、公職選挙法違反の買収などの罪に問われている柿沢未途前法務副大臣の初公判が14日に開かれることになった。また20日には被告人質問が行われる予定だ。
経済情報を伝えた。
気象情報を伝えた。
気象情報を伝えた。明日は関東の沿岸部で雨や雪が降る見込み。
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