千葉県にあるスーパーには、カット・下処理した冷凍野菜が20種類以上並んでいる。冷凍野菜は、ここ5年で市場規模が約3割拡大している。人気の理由は手軽さで、そのまま使えるので時短にもなるという。冷凍と生野菜のほうれん草の価格を比べると、去年の猛暑の影響などで生野菜が高騰した時期も冷凍は変わらず安定していた。物価高を背景に、何種類も買い揃えずに済むミックス野菜も好評だという。国内で流通する冷凍野菜の約9割が輸入だが、楽天農業では国産の有機栽培にこだわっている。大手スーパーでは、今後冷凍野菜の種類をより充実させるという。