第76回 カンヌ国際映画祭は男優賞を役所広司が、映画「怪物」が脚本賞を受賞しているが、最高の演技を見せた犬に送られる「パルム・ドッグ」も発表された。2001年に映画ジャーナリストのトビー・ローズ氏が設立したことで始まった物となっていて、「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」のブランディなどが受賞している。非公式ながらタランティーノ監督ら大物監督も授賞式に駆けつけるほどの盛り上がりとなっているが、動物福祉の観点から犬は代わりの犬が参加するのだという。今年のパルムドッグは「アナトミー・オブ・ア・フォール」に出演したボーダーコリーのメッシだった。50以上の犬を映画に出演させてきたトレーナーのクリッシー・ジョイさんに話を伺うと、無言で指示が行えるようにすることが一番大変なのだと話していた。