植物検疫カウンターにやってきたエクアドルの男性は大きな箱をいくつも持ってきた。男性はフラワーアーティストで、西洋蘭の展示会に参加するため来日し、700株以上の苗を持ち込んでいた。これら全ての種類・数を確認した。確認には3時間もかかった。次に探知犬が反応したインドネシア人女性のスーツケースの中には牛の皮や鳥の腸を揚げたものなどがたくさん入っていた。バナナの葉で包んだもちは中身だけ持ち込むことにした。25年前から日本に住んでいて、インドネシアに帰った時にたくさん買い込んだという。関西国際空港では中国に一時帰国していた男性のスーツケースから計4キロの肉製品が出てきた。日本で買うと中国の5倍の価格だという。