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「インペリアルバイキングサール」 のテレビ露出情報

1890年に開業した「帝国ホテル」。常に食事は最先端を進み、日本で初めてバイキングスタイルを取り入れた。帝国ホテルの総料理長を勤めていた村上信夫は食の革命児と呼ばれていた。1964年の東京オリンピックは日本の戦後復興を知らしめる一大イベントだったが質の高い料理を提供できるかどうかが課題にあがった。その課題に挑んだのは村上で1年前から準備を進めた。ノートには参加選手数は7200人で約66万食以上が必要で一気に買い付ければ家庭の食卓に影響しかねない状況だった。当時の状況を伝え聞いた高橋義幸さんは一番心配していたのは東京都の物価が上がってしまうことで悩んだ結果冷凍食品音導入を考えた。
村上は戦後冷凍食品の販売に力を入れていたニチレイに協力を求めた。ニチレイは冷凍の揚げ物を給食に配給し、5人に1人が栄養失調と言われた時代、子どもたちの貴重なタンパク源となっていた。しかし当時は冷凍するというのは市民に伝わっておらず、業務用で浸透しはじめたぐらいの時で、冷凍できるか研究が続けられた。この研究には村上のある経験が役立てられた。太平洋戦争に徴兵され捕虜となった後、2年間シベリアに抑留、その間には寒さと飢えで約5万5000人が死亡したとされる。そんな極限状態でも料理人だった村上は瀕死の戦友がパイナップルを食べたいと話し、凍ったりんごを解凍。凍った食べ物を美味しく解凍する方法を研究していた村上はりんごを輪切りにして甘く煮てパイナップルの缶詰にそっくりにして食べさせると戦友は奇跡的に持ち直した。
住所: 東京都千代田区内幸町1-1-1 帝国ホテル東京 17F
URL: http://www.imperialhotel.co.jp/

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