ウクライナのクブラコフ副首相は16日、食糧を含む3万トン以上の貨物を積んだ香港籍の貨物船がオデーサの港を出たと発表した。黒海に設置された人道回廊を通りトルコのボスポラス海峡に向かっているという。先月ロシアがウクライナ産の穀物輸送の安全保障合意を破棄して以降、船舶がウクライナの港を出るのは初めてとなる。一方、アメリカ国務省のパテル副報道官は会見でロシアに対し穀物輸送の合意に復帰を呼びかけたうえでヨーロッパ各国やウクライナとともに別の輸送ルートを模索していると明らかにした。
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