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「カマル・ハッサン」 のテレビ露出情報

民主主義の祭典ともいわれるインドの議会下院の選挙の投票が、きょうから始まった。世界最大ともいわれるインドの総選挙はスケールが違う。有権者は約10億人、設置される投票所は100万か所以上。効率化のため、電子投票が導入されている。人口14億を抱える巨大市場インド。2027年には、世界3位の経済大国になると予測されていて、日本企業も多く進出。高い経済成長を実績としてアピールしているモディ首相の路線がこのまま続くのか、世界が注視している。
インド・モディ首相をたたえる曲を流しながら進むのは、与党・インド人民党の街宣車。最初に投票が行われるインド南部タミルナド州で攻勢をかけていた。選挙活動は太鼓をたたいて踊って、まさにお祭り騒ぎ。モディ首相が候補として送り込んだのは、30代の若手政治家。女性や若い世代の支持を取り込むのがねらい。紅茶を売る貧しい家庭から、首相にまで上り詰めたモディ首相は、外国からの投資の誘致や製造業の振興で、高い経済成長をもたらした。タミルナド州でも日本企業の進出が相次いでいて、その数200社を超えている。支持者の女性は、モディ首相の経済政策を支持。モディ政権が始めた女性のためのビジネスの支援制度のおかげで、美容院を開くことができたという。
与党に立ちはだかるのが、野党連合に加わる地域政党・ドラビダ進歩連盟。前回の総選挙で、政権与党は、この州で一議席も獲得できていない。インドの中でも、経済成長が著しいタミルナド州。一方で、経済的な格差が拡大しているとして、地域政党は貧困対策に力を入れている。地域政党を支持している女性は、これまできれいな飲み水の確保にも苦労していたが、地域政党の力でインフラ整備が進んだと話す。女性は、連邦政府の公用語ヒンディー語が分からない。こうした人が多いことも、南部で地域政党が支持を拡大する根強い要因になっている。インド・モディ首相は、ヒンドゥー教徒やヒンディー語を話す住民を重視し、北部で支持基盤を固めてきた。これに対し、南部のタミルナド州の公用語はタミル語。地域政党はタミル民族のアイデンティティーを守らなければならないなどと訴え、地元住民の支持を得てきた。さらに強力な助っ人も。映画スターで地元出身のカマル・ハッサン氏は、政治家でもありタミル語で演説し、モディ首相の経済対策を厳しく批判した。急速な経済成長の陰で、さまざまな課題も抱えるインド。モディ政権が進めてきた政策の是非が問われている。
インドは日本にとって、ビジネスパートナーだけではなくて、安全保障面でも連携を深めている。インド・モディ首相は中国の動向を念頭に、日本や米国などと協調する姿勢を強めている。それだけに今回の選挙結果、政権の政策方針は、日本にも大きな影響をもたらす。事前の各世論調査では、モディ首相率いる与党が優勢。総選挙はきょうから6月1日まで順次投票が行われ、6月4日に一斉に開票される。

他にもこんな番組で紹介されています…

2024年4月20日放送 4:15 - 5:00 NHK総合
国際報道SPOT LIGHT INTERNATIONAL
おとといラーマ神の生誕祭が行われた。寺院には100万人以上が訪問したといわれている。この寺院はヒンドゥー至上主義を掲げるモディ首相が前回の選挙で公約に掲げ今年1月に建設された。アヨーディアの聖地には長年イスラム教のモスクが存在していたが、1992年にヒンドゥー教徒の一部が暴徒化しモスクを破壊した。その跡地にヒンドゥー教の寺院を建設した。野党は宗教を政治利用し[…続きを読む]

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