太平洋の島々は面積が小さいが大きな経済水域を持っていて、パラオは第2列島線という米中の攻防ラインの上にあるという。ここにはアジアとアメリカをつなぐ海底ケーブルが設置されていて通信の拠点でもある。近年中国の回遊調査船が海底の地形を調べていると言われ、潜水艦で列島線を抜ければアメリカの太平洋艦隊を牽制できるという。ハワイからニュージーランドに至る第3列島線付近では、キリバスやソロモン諸島に続き中国側に回ったという。いずれの国も中国の経済支援が決め手になっている。こうした中で日本は、アメリカやオーストラリアとともにこうした国を支援することを担うべきだという。中国ではソロモン諸島の治安維持に協力するといったやり方だが、日本は国債のようなソフト面のサポートをして欲しいなどとした。