インドネシア大統領選挙に関するトーク。プラボウォ氏は去年12月、飼い猫を抱きしめて、頭の匂いを嗅ぐ動画を自身のSNSにアップし、200万件以上のいいねがついている。このネコは、元野良猫で、プラボウォ氏の家に迷い込んできて、飼い始めたという。アニス氏も4匹のネコを飼っていて、飼い猫と一緒にSNSのライブ配信に出演するなどした。飼い猫に特化したSNSアカウントも開設していて、その中に、自身の選挙運動のスケジュールを紛れ込ませていた。ガンジャール氏も1匹のネコを飼っていて、野良猫に自分の弁当を与える姿が報じられている。候補者が猫好きをアピールする背景には、インドネシアの宗教がある。インドネシアでは、国民の約9割がイスラム教を信仰していて、預言者ムハンマドは猫好きで、言行録には、ネコを大切にするようにと記されているという。インドネシアで飼われているネコは、犬の3倍以上の約280万匹とみられる。末延は、プラボウォ氏について、軍人出身で、人権派に対して抑圧的であることが指摘されていることから、軍のクーデターが懸念される部分もあるなどと話した。吉永は、支持率の高いジョコ氏の路線を変えることは難しく、軍人出身のプラボウォ氏をジョコ氏の長男であるギブラン副大統領候補が抑えるかたちになればいいが、ギブラン氏は若いため、どこまで力が発揮できるかは疑問だなどとし、選挙は、1回の投票で決まらず、決選投票になる可能性があるなどと話した。末延は、インドネシアも将来、高齢化や社会保障の問題が出てくるため、今、いかに先を見据えた政策を打てるかが重要であるなどと話した。インドネシア大統領選挙は前回、投票率が約80%だったという。