イスラエル軍とハマスの戦闘が始まる前、ガザ地区では海外のNGOがパレスチナの人々を支援する活動にあたり、北海道に拠点を置くNGOも医療支援をしながら現地の子どもたちのために絵画教室を開いた。絵画教室を行う清末愛砂教授は、子どもたちが描く絵の中でも「自由がほしい」とすごく描くと話す。絵画教室は子どもたちにとって、ストレス解消の場にもなっていた。人道危機が深まる中、ガザ地区に入れなくなり、いまは日本国内でパレスチナの窮状を知ってもらう活動を進めている。清末教授は講演会のほか、ガザ地区の窮状を訴える本も出版するなどしていて、今後もパレスチナ問題への関心を日本で高めていきたいとしている。