日米韓3人の首脳が集まり首脳会談が行われ、岸田総理はキャンプデービッド到着後約30分間バイデン大統領と会談し、その後尹錫悦大統領が加わり1時間に渡り会談した。ワーキングランチ後、日韓首脳会談も行われた。尹大統領は「8年ぶりに両国の経済などにおける協力が正常化しつつある」とし、その後の共同会見でバイデン大統領は「毎年首脳レベルで開催する」とし、3ヶ国の協力関係を強調した。今回の首脳会談でバイデン大統領と岸田総理は「3ヶ国の新時代」という言葉を強調していた。新時代には「尹大統領により日韓関係が改善し日米韓の協力が進むようになったこと」と「韓国はこれまで安全保障問題では対北朝鮮という文脈で考えていたが、今回は中国・対中抑止に日米と一緒に韓国が参加すること」の2つの意味が含まれるという。韓国はこれまで文在寅前大統領をはじめ中国に安全保障の面で強い対応を取れなかったが、尹大統領の中国抑止という韓国の姿勢の変化が、日米にとって新時代という言葉につながったという。今日付の朝鮮労働党の機関紙では、金正恩総書記が海軍による戦略巡航ミサイルの発射訓練を視察する様子を報じ「不意の状況に対処できる機動力・攻撃力を維持し、常に戦闘態勢を整えている」と評価し「威力ある艦艇の建造と装備現代化で海軍戦力を向上させる」と述べ、現代的な水上・水中攻撃と防御手段を備えた海軍に強化するための党の方針を示した。