浅草にある昭和29年操業のおにぎり専門店「宿六」は2019年にミシュランガイド東京に掲載されて以降連日外国人観光客を含む大行列ができている。店内はまるでお寿司屋さん。具材は人気のアミエビから奈良漬まで約17種類。オーダーすると店主が目の前で握ってくれた握りたてが食べられる。もうひとつのブームの要因が外国人観光客を虜にするコンビニおにぎり。1978年、コンビニで初めてセブン-イレブンが発売し、約50年間で最も進化したのは海苔の包み方。ちなみに外国人に圧倒的な人気を誇る具材が「鮭」。専門店が増えたことで具材や見た目も進化。首都圏に50店舗以上展開する「おむすび権米衛」はレギュラーメニューだけで20種類。高級店も続々登場し、海苔の代わりにローストビーフを巻いたものや、塩麹バターでソテーしたホタテなど具材も高級化。さらに握らないお弁当型のおにぎりまで登場。「新橋玉木屋」という佃煮の専門店では海外から来た人に英語やフランス語でおにぎりの作り方を教えている。