- 出演者
- マツコ・デラックス 大塚正樹 加賀谷奏子
今夜は外国人が熱狂するおにぎりの世界。フランス・パリを筆頭に各国でおにぎり専門店が誕生し、連日大行列。さらにおにぎりを食べるためわざわざ来日する外国人観光客まで登場。そんなおにぎりの世界を案内してくれるのはこれまで2000種類以上のおにぎりを食べてきた大塚正樹さん。そんな彼が今夜、外国人に圧倒的な指示を受ける進化系おにぎりから知られざる絶品のご当地おにぎり、全国の達人おばあちゃんがにぎるふわふわおにぎりが大集結。
浅草にある昭和29年操業のおにぎり専門店「宿六」は2019年にミシュランガイド東京に掲載されて以降連日外国人観光客を含む大行列ができている。店内はまるでお寿司屋さん。具材は人気のアミエビから奈良漬まで約17種類。オーダーすると店主が目の前で握ってくれた握りたてが食べられる。もうひとつのブームの要因が外国人観光客を虜にするコンビニおにぎり。1978年、コンビニで初めてセブン-イレブンが発売し、約50年間で最も進化したのは海苔の包み方。ちなみに外国人に圧倒的な人気を誇る具材が「鮭」。専門店が増えたことで具材や見た目も進化。首都圏に50店舗以上展開する「おむすび権米衛」はレギュラーメニューだけで20種類。高級店も続々登場し、海苔の代わりにローストビーフを巻いたものや、塩麹バターでソテーしたホタテなど具材も高級化。さらに握らないお弁当型のおにぎりまで登場。「新橋玉木屋」という佃煮の専門店では海外から来た人に英語やフランス語でおにぎりの作り方を教えている。
1987年、焼いたライスで具材を挟む斬新な発想で大きな話題になった「モスライスバーガー」。お肉をたっぷり挟んだ「焼肉ライスバーガー」は34年たった今でも大人気。そしていまおにぎり専門店でもバーガー系が続々登場。なかでも大塚さんが注目する外国人に絶大な人気を誇るバーガー系おにぎりが名古屋市中区・大須観音から徒歩7分のところにある2022年オープンの「ごちそう焼きむすびおにまる」。1日250人以上の外国人が訪れる人気店で、高火力の大釜で炊いた2ミリ以上の大粒なお米を使った定番の鮭やツナマヨまで随時20種類以上の味が楽しめる。おにぎりを1つの料理としてもっと可能性を知ってほしいと開発したのが具材を上に乗せるバーガー系おにぎり。
焼きおにぎりは上杉謙信が剣先に指して焼いたけんさ焼きが発祥だという。今後定番化するポテンシャルを秘めたご当地おにぎり。秋田県のご当地おにぎり「ぼだっこ」。ぼだっこは秋田県で冬場にタンパク質をとるために戦前から食べられているソウルフード。保存性を高めるため大漁の塩を使用。塩分濃度は一般的な塩鮭の5倍以上。県内のスーパーやコンビニでは鮭おにぎりと区別されて販売されている。オススメは「お米屋さんのおにぎり専門店 一文字」の「ぼだっこおにぎり」。沖縄県石垣島「かみやーき小」の「おにぎりかまぼこ」はおにぎりをかまぼこで包んでいる。おにぎりが腐らないようかまぼこに包んで揚げたのがきっかけ。青森県の若生おにぎりは漁師が片手で食べられるよう作られた。県内で販売しているのは数店舗。おにぎりメインの居酒屋「おむすび屋 笑和」の人気は若生昆布で巻かれた「若生昆布おにぎり」。大塚さんオススメご当地おにぎり「奈良茶飯」。食べられるのは「おむすび 番旬」。
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大塚さんが感じるご当地おにぎりの最大の魅力は、おばあちゃんが握ったおにぎりにあるという。宮城・仙台市の「移動販売店 ばあばのおにぎり屋」は、庄司和子さんが60歳のときに開いたおにぎり屋で、多いときは1日400個のおにぎりを握っているという。3回しか握っていないため、米粒の間に空気が入り、冷めてもふわふわのおにぎりとなっている。東京・調布市の「おむすびてしま」は、この道48年の81歳の手島弘子さんが、1個100gピッタリで握っているという。
千葉県の「大乃家食堂」の五十嵐好江さん（70）は、食堂がオープンしてから51年間で約450万個のおにぎりを握ってきたという。約60度のごはんを素手で握っていることから、ふわふわのおにぎりに仕上がっているという。
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映画「ゴジラ」をはじめ「エヴァンゲリオン」シリーズなど人気を誇る映画やアニメにも鉄塔が度々登場。そこで描かれた鉄塔が聖地化され、外国人観光客が訪れるなど今、海外からも注目を浴びている。そんな鉄塔の世界を案内してくれるのは鉄塔6000基以上ある秋田で生まれ、鉄塔本まで自主制作。鉄塔コラムの連載まで持つイラストレーターの加賀谷さん。人生を鉄塔に捧げた彼女が世界にはない日本独自の鉄塔から遠くから見るだけではないくぐれる鉄塔まで紹介する。
テレビ塔や携帯電話の基地局など様々な鉄塔があるが、日本初の鉄塔は明治40年に山梨～東京に建てられた送電鉄塔。そんな歴史ある鉄塔の楽しみ方はマニアによって違うという。海外は土地が広いため、同じ形の鉄塔を一直線に並べられるが、日本は国土が狭く地形も様々なため形やサイズに工夫が必要となる。門型は電車の上などに多く、ドラキュラ型は鉄塔から低い位置の変電所に電気を送り込むための形。下に向かって電線を伸ばす必要があるため、電線同士が接触しないように腕の長さを変えている。とんがり帽子型は雷を避ける線が1本通ってるため、こんな形になったそう。ポール型は狭い土地にも建設できる東京・大阪など都会に多い。
国土が狭く地形も複雑なため日本の鉄塔には様々な形が。その中で加賀谷さんイチオシは埼玉県・本庄市にあるピエロ鉄塔。てっぺんの尖った部分が赤く塗られており、マニアの間ではピエロ鉄塔と呼ばれている。高さは通常の鉄塔が40～60mのところ約12m。全国の特徴ある鉄塔を知ってもらうために主要な電力会社が鉄塔カードを販売した。3大鉄塔マニア続いては「鉄塔を追いかける！巡り鉄」。加賀谷さんも旦那さんと一緒に鉄塔巡りを楽しんでいる。この旦那さんはポスターの剥がし跡マニアだそう。
news23の番宣。
来週の「マツコの知らない世界」の番宣。
加賀谷さんがポスター剥がし跡マニアの夫と楽しんでいる鉄塔めぐりの方法は？スタンプラリー感覚で楽しむ鉄塔巡礼。鉄塔は路線名と鉄塔番号が必ずついている。群馬幹線は金井発電所にある1番から南川越変電所まで476番まですべて番号がついている。加賀谷さんのおすすめNo.436の鉄塔は菜の花と桜が同時に楽しめる春の絶景スポット。お気に入りの鉄塔をめぐりながら南川越変電所までの約10キロをスタンプラリー感覚で楽しむ。映画「鉄塔武蔵野線」は少年たちが鉄塔「武蔵野線」の1番を目指して辿っていく物語。鉄塔を真下から除きたい。しかし、多くの鉄塔は立入禁止。しかし、千葉・船橋市にあるくぐれる鉄塔。真下からの風景を”結界”と呼ぶ。加賀谷さんがくぐれる鉄塔3選を紹介した。群馬・太田市の大股鉄塔。東京・足立区のお立ち台鉄塔、東京・世田谷区の下駄履き鉄塔を紹介した。