会談の冒頭に習近平国家主席は「両国が対話を強化し、協力を促進することは国際社会の期待だ」などと話した。そのうえで習主席は「意思疎通を保ち一定の進展もあるがさらなる努力が必要だ」などと話した。これに対しブリンケン長官は「バイデン大統領はお互いの相違点を埋める努力をすべきと話していた」などと話した。またブリンケン長官は先立って王毅外相とも会談し、王外相は「中米関係は安定に向かいつつあるが、中国の主権において一線を超えてはならない」などと話した。ブリンケン長官は「利害が一致する分野では協力を深めるが、中国が提起する課題や展望についてははっきりと分かっている」などと話し、ロシアのウクライナ侵攻を巡っては中国がロシアの軍需産業を支援しているとして懸念を示し、対応によっては追加制裁の可能性を示唆した。