日本時間一昨日未明にワシントン近郊のキャンプ・デービッドで日米韓首脳会談が行われた。会談を経て今後政権が変わっても安全保障分野での協力関係を中長期的に継続する方針のキャンプデービッド原則が発表され、首脳・閣僚らが少なくとも年に1回は会談する事も発表された。北朝鮮のミサイル情報共有についても現状のGSOMIAに変わる新しいシステムとして、今後北朝鮮のミサイルのレーダー情報をアメリカを経由してリアルタイムで共有する事を決定した。また共同声明では軍事圧力を強める中国を名指しで批判していて、今回韓国の尹大統領が対中抑止に関して日米と足並みを揃えると明言したことになる。これに対し中国側は中国による脅威はデマだとして反発を強めている。こうした中アメリカのバイデン大統領は首脳会談後の記者会見で習近平主席との会談について「秋に続きを話したいと期待している」と発言しているため米中首脳会談の開催への期待感が高まっている。この他今回の日米韓首脳会談では北朝鮮の比較化に向けて3国が協力することや、中露北が開発を進める超音速兵器を迎撃するためのミサイルの共同開発などを行うことで一致した。
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