TSMCは熊本県内に第2工場の建設を決定しており、2027年末に運営開始予定だという。また、半導体大手のロームは、宮崎・国富町と、新工場建設の立地協定を結んだ。今年中の稼働を予定しているという。ラピダスは、去年9月、北海道・千歳市に工場を建設し、2027年に次世代半導体を量産開始予定だという。国土交通省が発表した去年の全国住宅地価格の上昇率上位トップ10のうち、5か所が北海道・千歳市だったという。また、半導体大手キオクシアの新たな製造棟が2022年に完成すると、経済波及効果は10年で7.2兆円だったという。田中さんは「やはり熊本は台湾の半導体メーカーが続々と進出を発表しているので、大きな経済効果になると思います。TSMCはアジアの時価総額でトップで、世界でも10番目に入る勢いです。非常に皮肉なのは、アメリカが半導体サプライチェーンを分散し、日本にTSMC誘致を認めた背景があることですが、日本はこの絶好の機会を利用していただきたいと思います」などと話した。