高さ12cm以上の枕は脳卒中になるリスクが高いという研究結果を国立循環器病研究センターが発表した。「殿様枕症候群」は17~19世紀、髪型を維持するため広く流通していた高くて硬い枕「殿様枕」から名付けられた。枕が高いと首が大きく曲がり骨の中にある血管に負担がかかったり、寝返りをすることで血管が傷つき脳卒中の原因のひとつである「特発性椎骨動脈解離」になりやすくなるという。研究では特発性椎骨動脈解離の患者53人のうち12cm以上の枕を使っていたのは18人、15cm以上の枕を使っていたのは9人。これに対しそれ以外の病気の患者では53人中8人が12cm以上の枕を使用。15cm以上の枕を使っていたのは1人と枕が高いほどリスクが高まることが分かった。脳卒中などの病気のリスクを下げるためには枕選びは重要だという。そこで寝具店に番組スタッフに合う枕を選んでもらった。人によって違うが、細身の人ほど枕は低めがよい傾向にあるそう。(朝日新聞)
住所: 大阪府吹田市岸部新町6-1
URL: http://www.ncvc.go.jp/
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