楽天の田中投手は名球会入りの200勝まであと3勝。楽天の田中将大34歳、ロッテの佐々木朗希21歳。古田を交えて2人の初対談が行われた。佐々木が田中に長年投げ続ける秘訣を聞くと、田中は「自分で学習して成長していくから大丈夫」と答えた。古田がトレーニング方法について聞いたが、2人は何もやっていないと答えた。佐々木はWBC後8キロ増えたという。田中から見た佐々木は、「末恐ろしい。楽しみだ」という。佐々木にとって田中は、「野球を見始めた頃から憧れの選手で、ユニホームなどを今でも家に飾っている。みんなが目指すエース像」という。田中は、2006年楽天に入団。たくさんの夢と希望を与えてきた。一方佐々木は、岩手県陸前高田市で生まれ、ドラフト1位でロッテへ入団。佐々木の野球人生に田中は欠かせない存在だった。岩手県で開催された2012年のオールスター、当時小学生の佐々木が田中を見に行っていた。その翌年、田中が発起人となり、被災地・仙台で野球教室を開催。88年度生まれの坂本勇人や前田健太など、田中と同学年の選手が集まり、300人以上の子どもたちと交流した。そこに佐々木少年が参加していた。さらに佐々木が田中から勇気をもらった試合が、2013年の日本シリーズ。日本一になった当日は誕生日だった。田中に夢や希望をもらってきた佐々木。だからこそ、プロの目標は田中と同じ志だった。