宮崎あずさキャスターが日本有数の楽器店街として知られるお茶の水楽器店街を訪れ、街の皆さんの推しの音、オシ音を探してきた。JR中央線の快速で東京駅から2駅のところにある御茶ノ水駅で案内役のちよだ音楽連合会の高橋保男事務局長と合流。高橋事務局長は創業90年を超える音楽雑誌の出版社の社員のかたわら連合会として音楽イベントなどの活動も行っている。最初に案内されたのはエレキギターとベースのお店。初心者向けからビンテージまで国内外のメーカーの楽器が1000本ほど並んでいる。自分に合った音を探すバンドマンたち、円安の影響もあって外国人観光客も最近増えていて、今の時期は高校や大学に入学した学生の皆さんもたくさん訪れる。高橋事務局長は「こうした学生の皆さんが楽器の街をつくるもとになった」と話している。また「お茶の水で手に入らない楽器はない」ともいい、いろんな専門店があるのも魅力だ。この街に最も古くからあるアコーディオンとハーモニカの専門店で働いていた渡辺昭男は、定年後同じ街でウクレレの店を創業した。300本近くのバイオリンが並ぶ国内最大規模の専門店では180年以上前にイタリアで作られたバイオリンを弾かせてもらった。最後に訪れた民族楽器の店ではチャランゴという弦楽器をみせてもらった。店主の安岡秀與はこの楽器の職人でもあり、現地の品評会でベスト3に入ったこともあるという。