きょうの日経平均株価は下落し、およそ2か月ぶりに終値で3万8000円を下回った。急落の要因となったのはオランダの半導体製造装置メーカー、ASMLの決算発表。ことし1−3月の3か月間の決算を発表し、売上高が52億9000万ユーロと1年前と比べ21%減少。また将来の売上高につながる新規受注額は36億1100万ユーロと市場予想に届かなかった。世界経済を牽引してきた半導体の需要が今後落ち込むのではないか、そうした不安から日本市場でも半導体関連株のレーザーテックやアドバンテストが急落。この2銘柄で日経平均株価を100円以上押し下げた。明日には、半導体受託生産世界最大手、台湾のTSMCが決算を発表。市場の注目度が高まっている。