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「李中煥」 のテレビ露出情報

昭和24年に起きた下山事件。当時の国鉄総裁・下山定則が溺死体となって見つかったが、自殺か他殺かさえ結論は出ずに迷宮入りした。今回NHKは当時の検察が捜査内容を詳細に記したとされる未公開の資料を入手した。米ソ対立に翻弄された日本の姿が見えてきた。昭和24年7月5日に下山定則国鉄総裁が行方不明になり、約15時間後にれき死体となって発見された。NHKが入手した未公開資料は、大物政治家・国鉄関係者等の供述調書など。検察が複数回に渡って取り調べたとされるのが李中煥の供述では「腕の第二関節内側に何らかの注射をして完全に殺害し、その上で血管を切断して血を抜いた」。さらに自らをソビエト側のスパイと名乗っていたことも供述調書で明らかになった。ソビエトは当時、アメリカと激しい覇権争いをしていた。日本は連合国軍の占領下にあり、国鉄はGHQの下で進められた経済政策を受け、職員約10万人の人員整理を求められていた。反発する労組側との交渉の矢面にやっていたのが下山総裁だった。李は「GHQ当局は国鉄の人員整理によって国鉄から極右とともに左翼分子を追い出す意向であり我が共産党に対する卑劣な攻撃政策に出ようとしている」などと供述していた。事件は他殺だったのか。しか資料の中には、李が語った内容を否定する複数の人物の供述調書もあった。それどころか李はGHQ傘下の諜報機関と繋がりがあったという証言も出てきた。資料から検察が二重スパイと見られる李の供述の審議を巡って混乱していった様子がうかがえる。その後捜査はアメリカ側の意向で打ち切られた。
今回発見された資料について、昭和史の研究で知られる保阪正康さんは「米を中心とする連合国の支配下にあったからわれわれの国は司法・行政・立法なんか独立していたわけじゃない その上にGHQという権力があって、その中での犯罪なわけだからこれは国家主権が失っていることの悲劇」だと語った。

他にもこんな番組で紹介されています…

2024年3月30日放送 22:00 - 22:55 NHK総合
NHKスペシャル(NHKスペシャル)
1949年7月5日午前、日本国有鉄道の下山定則総裁が行方不明となり、翌日に轢死体で見つかった。現場付近にある旅館の女将は「午後2時から5時半まで上品な男が休憩していた」と証言し、身なりなどの特徴は下山総裁の服装と一致。複数の通行人は似た人物が現場付近を徘徊する姿を目撃し、捜査一課は国鉄の人員整理に悩んでいたことから、総裁が自死したと推理した。一方、捜査二課、[…続きを読む]

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