おととい、政府と東京電力は放射性物質トリチウム濃度が基準以下となっていることを確認し、福島県沖合1kmに福島福島第一原発で処理水放出を開始した。福島・浪江町で漁師の高野武さんは「どうせ遅かれ早かれやるとは思っていたけど」と話す。福島第一原発から最も近い浪江町・請戸漁港。高野さんはこの町で祖父の代から漁師を続けてきた。高野さんは被災してから漁を再開するまで5年の時間がかかった。秋田県で避難生活を送りながら、津波で失った船を新たに購入し、漁再開に向けて準備をしてきた。処理水については、8年前国と東電が福島県漁連と「関係者の理解なしにはいかなる処分も行わず」などという約束を交わしていた。しかし政府は関係者の一定の理解をエられたとして放出を決定した。岸田総理は「約束は現時点では果たされていないが破られたとは考えていない」とした声を頂いたと語る。西村経済産業大臣は、「今の段階では約束を私の立場では申し上げれば果たし終わったわけではなくて守り続けている状況でありまして」と話した。
住所: 福島県双葉郡大熊町大字夫沢字北原22
URL: http://www.tepco.co.jp/nu/f1-np/press_f1/2014/2014-j.html
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