先月8日増上寺で執り行われた安倍元総理の一周忌法要。そこには安倍派を支えてきた議員たちの姿があった。派閥幹部の対立が今も続いている。いままで安倍派は、塩谷立元文科大臣や下村博文元政調会長が会長代理をつとめ安倍元総理亡きあとの体制について協議を行ってきた。そんななか、今浮上しているのは松野官房長官や西村経産大臣など5人衆による集団指導体制。これに異論を唱えているのは下村氏。新たな会長を立てるのか、当面は集団指導体制をとるのか対立している。先月20日に行われるはずだった、派閥の幹事会と総会が中止となっている。そんななか、会長代理をつとめる下村氏と塩谷氏がきょう協議を行う予定。塩谷氏を事実上のトップとする新体制の一任を取り付ける方針とのこと。