“伝統を後世に” 新人職人の挑戦

2024年8月26日放送 7:48 - 7:53 NHK総合
NHKニュース おはよう日本 (ニュース)

江戸時代から続く栃木・日光市の伝統工芸「日光彫」。後継者不足が深刻だが、今年20代の職人が誕生した。日光彫の職人・山本真奈香(23)は日光市が行っているインターンシップで日光彫と出会い大学を卒業したこの春、職人になった。江戸時代初期に日光東照宮を造り替えるため集められた職人らが考案したとされ、彫刻に使われているモチーフが現代に受け継がれている。しかし生活様式の変化で主流だったお盆や箪笥の売れ行きが鈍くなった。職人として生計を立てることが難しくなり後継者不足が深刻になっている。山本は「主な客の年齢層は高齢の方が多く若い人が手に取っていない感じがある。かわいいなど気軽な気持ちで興味を持ってもらえるようにするのが1番。長い歴史で残っているものがなくなるのはむなしい。残せるものは残していきたい」と話す。


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