ひるおび (ニュース)
経済評論家加谷珪一さんが解説。猛暑による家計への影響についてAIが試算、4人家族の月平均食費など3シナリオで先読みする。「発生確率30%価格高騰シナリオ」では記録的猛暑で干ばつや水害が全国的に発生、野菜や米が全国的に不作となり価格が高騰、食費は+8000~15000円で光熱費も合わせると年間最大30万円増。「発生確率55%標準シナリオ」では全国的猛暑だが天候不順は限定的で野菜価格は全体高止まり傾向、食費は+3000~5000円で光熱費も合わせ年間最大10万円以上増。「発生確率15%価格安定シナリオ」気温は高めだが適度な降雨に恵まれ天候は比較的安定、食料品への影響は限定的で食費はー1000~プラスマイナス0円・電気ガス+500~1500円の3シナリオ。第一生命経済研究所柏村祐主席研究員は「前例のない猛暑の状態なのでほぼ価格高騰シナリオが濃厚」とした。加谷さんは「3つ目は残念だが考えづらく1番になる可能性もある。これが毎年続くと企業も前提に動き始め中長期的に影響がでてくる」などとした。記録的な暑さで農林水産省によると平年より8月はトマト・ピーマンが3~4割高くなっている。立川市のカラフル野菜の小山農園では夏野菜が干からびる状態などとなっていた。小山さんによると暑さで7・8種類がダメになり今までの野菜では猛暑に対応できないと、東南アジア原産の赤いスイートコーンのように暑さに強い野菜を生育していて今年の猛暑でも問題なく収穫可能だった。