“AI95% 九段理江さん5%” 小説が雑誌掲載

2025年3月25日放送 8:57 - 8:59 NHK総合
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きょう発売の雑誌「広告」に掲載された「影の雨」は、人類がいなくなったあとの世界に残されたAIが人間の記憶や感情の痕跡に触れながら「感情とは何のためにあるのか」を探求するという内容の短編小説。執筆には生成AIの「ChatGPT」が使われ、小説全体の95%をAIが、5%を芥川賞作家の九段理江さんが担当したとしている。去年九段さんが「東京都同情塔」で芥川賞を受賞したときの会見で、「全体の5%ぐらいは生成AIの文章をそのまま使っているところがある」と発言し話題となったが、これを受けて大手広告会社が九段さんに「今度は95%をAIが書く作品を作ってはどうか」という提案があり、実現したという。九段さんはNHKの取材に対し「新たな挑戦として引き受けたが、生成AIとの共作という意味では小説の仕上がりには満足している。人間がフィクションを想像する本質的な意味について、考え直すきっかけになった」とコメントしている。


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