浮世絵EDO−LIFE (浮世絵EDO−LIFE)
喜多川歌麿「江戸名物錦画耕作」を紹介。浮世絵工房で絵を眺める女性と覗き込む女性。お茶を運ぶ少女の目線の先にはノミを振るう女性が。男性の職人たちを女性の姿に替え、制作工程を販売の様子を描いている。絵師の向かいでは豪華な着物を着た版元が下絵をチェックしている。膠とミョウバンを混ぜた水溶液、礬水は絵の具が滲むのを防ぐために塗られる。摺り師がバレンで紙に摺り上げて完成。店先では新作の浮世絵を店の人が勧めていた。タイトルの「耕作」は浮世絵の制作工程を米作りになぞらえており、絵師・版元は「種おろし」、彫師は「苗代から本田へ移す」などと表現されていた。