ZIP! ?よミトく!
ふるさと納税ガイドの飛田さんによると通常返礼品を申し込んだ場合、ふるさと納税サイトから自治体を経由し、返礼品を扱う業者からの発送という流れになるので、返礼品の受取まで平均3週間~1カ月ほどかかる。しかしAmazonの場合はこれまでに全国に築いていた配送拠点などをいかし事前にある程度の返礼品を随時保管しておくということで、最短翌日受取や受取日時の指定ができる。ふるさと納税は利用者がはじめて1000万人を超え、利用総額も昨年度過去最多の1兆円を超えているが、背景にあるのは高いポイント還元率とみられている。大手ふるさと納税サイトのポイント還元率で見ると、「楽天ふるさと納税」で最大31.5%、「さとふる」で最大57%のポイント還元を実施している。一方Amazonのポイント還元率は2%なので他社と比べると低い。Amazonの狙いについて専門家は「各ふるさと納税サイトは同じものを同じ金額で並べているので、ポイント還元くらいしか差別化のポイントがない。そこでAmazonが別の切り口(スピード配達)で差別化のポイントを作ってきた。」と話す。総務省が来年10月からふるさと納税でのポイント付与の禁止を決めていることもあり、Amazonのように今後はポイント還元以外の部分で差別化をはかるサイトも増えてくるのではないかとのこと。