それでも前を向いて生きる 全身マヒの”ピアノ教師”

2023年10月25日放送 18:18 - 18:34 日本テレビ
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宮崎市在住の坂中明子さんを訪ねた。坂中さんは全身マヒで車生活をしているが、子供達にピアノを教えていた。坂中さんは3歳の時にピアノを始めた。坂中さんの夢はプロのピアニストになる事だった。20歳の時、腕前は評判になっていた。しかし、坂中さんが風邪をひいて病院を訪れた際、病院は出してはいけない薬を処方してしまった。医療ミスにより、坂中さんは全身マヒとなってしまった。坂中さんはピアニストの夢を奪われた。死のうと考えた事もあったという。しかし、坂中さんは音楽の素晴らしさを伝える事で前向きに生きていけると考え直した。リハビリで左手がわずかに動く事が分かり、子供達にピアノを教える事にした。
この日、生徒が練習不足だったようだ。明子さんは細かい演奏ミスでも厳しく教える。一方、意思をうまく伝えられない時もある。明子さんは上手く教えられない悔しさをお母さんにぶつける。この日、明子さんの教え子達が集まりアイ・ビリーブ・ユーを演奏した。生徒達はこれからも坂中さんとピアノを弾きたいと語った。その後、坂中さんを訪ねると右手でピアノを弾こうとしていた。1日2時間練習しているのだという。また、友達とのメール交換等の楽しみも出来た。あれから14年、坂中さんを訪ねた。坂中さんは体の状態が悪くなり、ピアノ教室をやめた。元生徒の蔦川さんが坂中さんを支えている。蔦川さんは定期的に坂中さんの介護を担当している。当時の生徒達が坂中さんの介護の手伝いをしに訪れている。蔦川さんは「嬉しい。」等とコメントした。蔦川さんは自宅で子供達にピアノを教えている。
この日、坂中さんは串間市のコンサート会場に向かった。ピアノ教室の元生徒から招待を受けたのだという。ジャズ歌手の谷口さとみさんが招待したのだという。さとみさんは坂中さんの姿に励まされたのだという。感謝の手紙を読んだ。生徒達は坂中さんとの出会いを大切にしていた。恵屋プラス学園 木花台店にやって来た。ディレクターもやって来た。坂中さんはビールを飲んだ。坂中さんのお母さんによると、生徒達と話す事で以前より声が出るようになったのだという。この日、アパートを訪ねた。坂中さんは歌を歌うのだという。歌手のさとみさんの歌う姿に心が動いたのだという。アヴェ・マリアを歌う。次の目標は生徒達との合唱会だ。


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