ワールドビジネスサテライト (ニュース)
ネット通販大手のアマゾンジャパンがふるさと納税事業を開始した。「Amazonふるさと納税」は開始時点で全国およそ1000の自治体が参加し掲載される返礼品は30万点に上る。アマゾンのサイトから通常の買い物の操作と同じように決済まで進む。今回、アマゾンが打ち出したのが返礼品の翌日配送。アマゾンが持つ独自の物流配送サービスを自治体が利用し今月中に、およそ1000点の返礼品が翌日配送の対象となる。北海道のほぼ中央に位置する人口およそ5000人の上士幌町。酪農や畜産が盛んで返礼品はアイスクリームや牛肉といった冷凍が必要な食品が中心。町はアマゾンと組み今後、新たな返礼品の開発にも力を入れる考え。ふるさと納税をめぐって、総務省は来年10月からポイントの付与を禁止する方針を示している。ポイント付与率で利用者を集めてきた楽天は方針に反発しているが、アマゾンとしては独自の配送網を武器に利用者を増やしていく考え。