小さな旅 (小さな旅)
栃木県益子町。2万人が暮らす街。名産は益子焼などの焼き物。農家が畑仕事の傍らで作り始めたのが起源。その職人である高根澤光子さんは85歳と最高齢。もともと手伝いとして働いていたが、この窯元の初代・濱田庄司に見出され職人に。こだわるのは素材となる粘土。使うのは手のみ。
栃木県益子町郊外にある牧場。飼育されているのは乳牛のジャージー牛。ここで働く菅原さんは36歳。幼い頃から動物が大好きで、大卒後から酪農の仕事をしたのち益子へ。耕作放棄地に牧場が新設されると聞きつけ移住。牛たちは放牧で飼われていて、桑の木などが餌。
古くから稲作が盛んな益子町。合鴨を漂わせ濁らす「合鴨農法」の取り組みにより、草の発生を抑制するほか虫を駆除する機能。フンは肥料になるんだそう。ここで働く農家。仁平さんはかつて東京の会社に勤務。ゆったり暮らしたいとの思いから地元・益子町に戻ってきたんだそう。とれた作物は家族の夕食に。