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中山雅史が率いるのがアスルクラロ沼津。アスルクラロ沼津は現在J3に所属している。チームにはかつて日本代表も経験したベテランも所属しているが、多くを占めているのが、チームに入って数年の若手たちだ。中山雅史は「1分の1」と語っており、最初は眼の前のことに全力で取り組む精神論のことだと思われたが、そう単純なことではない。中山雅史の「1分の1」とは1試合1試合を徹底的に考え抜いて挑む極めて緻密な意識のことだと伝えた。
シーズン後半戦を2位でスタートさせたアスルクラロ沼津。中山雅史が練習に付き合っているのが、プロ2年目の和田育選手だ。和田育選手は開幕から11戦で8ゴールを決めている。そんな和田育選手の練習の様子が伝えられた。
中山雅史の出身はサッカーの名門である藤枝東高校。当時のチームメイトによると決して上手な選手ではなかったという。そんな学生時代の中山雅史について紅林豊さんが語り、ジュビロ磐田時代について山本昌邦さんと名波浩さんが語った。
11月2日にアスルクラロ沼津はギラヴァンツ北九州が対戦した。試合では和田育選手が途中から出場し、和田育選手は同点ゴールを決める活躍をした。その後、アスルクラロ沼津は2試合を残して、プレーオフ圏外の7位にいた。次に勝つか引き分けなら最終戦に望みをつなぐことができる。そして福島ユナイテッドFCと対戦した。ただ結果は、J2昇格することはできないということになった。
11月20日。J2昇格がなくなった最終戦に向けての練習の様子が伝えられた。練習メニューに大きな違いはない。中山雅史は「次の試合も1分の1で臨む」と語ったという。最終戦の松本山雅FCとの試合は負けに終わった。
シーズン終了後に中山雅史監督が単独でのインタビューに応じてくれた。中山雅史は「満足したら終わり」と語った。