NHKニュース おはよう日本 (ニュース)
高崎市のNPO法人工房あかねが運営するアトリエは、知的障害などがある人たちが作品作りをしている。アトリエの代表を務める小柏さんがこのアトリエを開いたのは25年前で、ダウン症の息子に打ち込めるものをと探していたときに障害者アートの展覧会を見に行ったことがきっかけだった。息子を含めた数人で障害者アートの教室を始めたが、簡単ではなかった。作品を作る人が多くなるにつれて教室に来たいと希望する人も増えていった。今では商品のデザインとして採用されるものも出てきた。針金アートの作者は、8歳からアトリエに通う黒澤さん。針金アートに打ち込むようになり、穏やかに過ごす時間が増えたという。さらに、作品が認められることで周囲との接点が生まれた。毎年行われている高崎市の市民展では、多くの市民から寄せられた作品のなかで9人が入選を果たした。