NHKニュース おはよう日本 (ニュース)
イランは25日、核開発をめぐりイギリスなど3か国と外務次官級協議をトルコ・イスタンブールで行った。ウラン濃縮活動などで妥協しないイランに対し、3か国は2015年の核合意で解除された国連制裁を再開させる措置「スナップバック」に踏み切る可能性を示し、中断しているイランとアメリカとの核協議で来月末までに新たな合意ができなかった場合に発動する計画だと伝えられているイランのガリブアバディ外務次官はSNSでスナップバックについて原則的な立場を説明し、交渉継続で一致したと明らかにした。ロイター通信は24日、3カ国がイランに対しIAEAへの完全な協力などと引き換えに発動期限を遅らせることを検討中だと伝えており、今回の協議でイランに歩み寄りを求めたとみられている。しかし具体的な進展は不明で対立快勝の見通しは立っていない。