カプセルトイの歴史

2026年5月17日放送 9:55 - 10:05 日本テレビ
シューイチ 今昔NEWSイッチ

カプセルトイを研究して35年、杉村典行にカプセルトイの歴史を聞いた。1930年代のアメリカ、ガムなどの自販機におまけとして小さなおもちゃが入っていた。1965年、日本に初上陸。セルロイド製の目が飛び出すギミックつきのものや、猫、般若のチャームなど様々な種類のおもちゃが入っていた。当時は中国から輸入したおもちゃが多かった中、オイルショックが起きた1970年代、ロボット軍団シリーズなど日本独自のおりじなる商品が登場。日本ならではのカプセルトイが生まれていく。
1970年代後半に登場したスーパーカー消しゴム。当時の男子小中学生は外国製のスーパーカーをカメラで撮影することに夢中になっていた。子どもたちのコレクター魂をくすぐり大流行。スーパーカー消しゴムをボールペン「BOXY」(三菱鉛筆)で弾いて相手の車を机の上から落とすゲームで遊んでいた。その後スーパーカーだけでなくF1カーやクラシックカー、戦艦など車以外の消しゴムも登場。
1977年、カプセルトイ業界に大手おもちゃメーカー「バンダイ」が参入。アニメやマンガのキャラクターがカプセルトイに。1985年発売、ガシャポン戦士シリーズ「SDガンダムワールド」。SDガンダムが題材になったマンガや「ファミリーコンピュータ」のソフトなど、カプセルトイ業界からアミューズメント業界まで広がる。
1994年発売、バンダイ「HGシリーズウルトラマン」。ほかにもSRシリーズの「ガッチャマン」。この2つが発売されたのはテレビ放送から約30年経ってから。子どもだけのおもちゃから大人も楽しめるおもちゃへ変わっていったカプセルトイ。いまでは一般的な2台が縦に連結するカプセルトイ機「スリムボーイ」。駄菓子屋などに設置されていたカプセルトイ機が省スペース化と見た目のスタイリッシュさでデパートや書店などあらゆる場所に置けるようになり、大人の目に留まるようになった。バスの中に設置されたことも。
2012年発売「コップのフチ子」。OLがコップのフチに座ったり引っかかったりするフィギュアという斬新なアイデアで当時売り切れが続出するほど大人気に。キタンクラブ広報・齊藤二紀は「『サ道』などを描いてらっしゃる漫画家のタナカカツキさんが原案。iPhoneやスマートフォンの発売タイミングと重なって写真を撮ってSNSにあげる動きが広まっていた」などと話した。通常ヒットの200倍売り上げた「コップのフチ子」。齊藤は「来年15周年を迎えるのでイベントを思案中」などと話した。
2016年、成田国際空港に171台のカプセルトイ機を設置。旅行の最後に余った小銭で手軽に買える日本ならではのお土産として大人気に。通常のカプセルトイ機1台あたりの平均売上の3倍を超える大ヒットを記録。現在の外国人のカプセルトイブームのきっかけとなった。日本のカプセルトイは海外にも展開。バンダイが出店する専門店だけでも17の国と地域に約150店舗展開。現在のトレンドは、齊藤が「平成レトロ、昭和レトロ、キャラクター関連のIP商品」などとコメント。1980年代後半に流行した「モノポリー」がミニチュアキーホルダーに。同じ時期に使われていたポケベルもキーホルダーで再現。2000年代に大人気だったカードゲーム「オシャレ魔女 ラブandベリー」のカードがキーホルダーに。


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