ひるおび エンタメfun
撮影の裏側について、吉沢亮は「やればやるほど間に合わないことに気付いてくみたいな感覚で、少しでも少しでも理想に近づくために何ができるかみたいなことの試行錯誤の日々だったので、精神的にはずっと切羽詰まったような感覚でやってました」、李相日監督は「短い時間で子どもの頃から老齢までずっと歌舞伎をやられてる人のシルエットというか、佇まいに近づくためには1年半・2年半ぐらいでも苦しみ抜くしか、そこで残ったものが何なのかっていうのを観てもらうしかないので、ちゃんとリアリティを持てた作品になったんじゃないかなと思います」と話した。さらに吉沢亮は「稽古を重ねて”俺は何をやってるんだろう”みたいに思ってしまう瞬間もあるんですけど、隣で横浜流星が髪の毛1本1本まで歌舞伎役者になってやるみたいな気迫がすごいんですよ。「このままだったら負ける」みたいな恐怖心みたいなものを隣で与え続けてくれて、彼がいたから僕も1年半必死こいてやれたし感謝してますね」と話し、横浜流星は「いくら稽古しても本物の歌舞伎役者にはなれないし、(演じた)俊介としての踊りの答えが導けたのは彼の踊りを見たからなんですよ。喜久雄が吉沢くんじゃなきゃこの俊介ではなかったし、本当に彼の存在は大きかったし、またご一緒したいなって思えるような素敵な役者さんだと思います」等と話した。
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