コメも食べるヌートリア 被害深刻

2025年7月6日放送 4:30 - 4:33 TBS
TBS NEWS (ニュース)

浜松市中央区呉松町に仕掛けられた罠に入っていたのは特定外来生物・ヌートリア。南米原産のネズミの仲間で太平洋戦争前、軍服の毛皮用に持ち込まれたといわれている。浜松市は業者に依頼し捕獲を進めている。ルーツジャパンの岡本浩明理事長は、一番は農業被害です、米とか野菜を食べてしまうと説明する。農林水産省によると、ヌートリアによる農作物被害額は1年間で約5000万円。この内約半分は米への被害。浜松市浜名区三ヶ日町でコメを作っている大崎地区埋立組合 の河合実代表は、今年収穫する田んぼの家のヌートリアに被害を受けた。大崎地区は全体を通して収穫は2割前後の減少が予測出来るという。2018年、浜松市の佐鳴湖で撮影されたヌートリアの映像。浜松市ではここ数年ヌートリアの目撃情報が増加傾向にある。2021年は229件、去年は619件とその数は倍以上に。コメへの被害も増えているという。コメの高騰を巡り今年の新米には大きな期待がかかっているが、かつて自分たちの都合で持ち込んだとされる外来生物が影を落としている。


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