クローズアップ現代 #5039 戦後80年 テレビが伝えた“あすへの希望”
日本が曲がり角を迎える戦後40年以降を振り返った。1980年、自動車生産台数が世界一となり、経済大国としての地位を確立した日本。1980年代後半になると、空前の好景気が到来。この頃、「日常生活の中で悩みや不安を感じていない」と答えた人は51%にのぼった。調査が始まった1958年から現在に至るまで「不安を感じていない」が半数を超えたのはこの時期だけ。しかし、1990年に入ると株価は急落しバブルが崩壊。失われた30年ともいわれる時代に突入する。相次ぐリストラ。1998年には失業率は当時としては戦後最悪となる4.1%を記録した。雇用環境の悪化は若者を直撃。就職氷河期をもたらした。同じ頃、阪神・淡路大震災が発生。6434人の死者を出した。