トランプ大統領が任命「ハリウッド特使」の狙い

2025年1月24日放送 11:02 - 11:07 テレビ朝日
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様々な発言をして注目されているトランプ大統領。トランプ大統領が任命した「ハリウッド特使」について説明。トランプ大統領は就任前の16日、ハリウッド特別大使にシルベスター・スタローン、ジョン・ボイド、メル・ギブソンの3人を起用すると発表。トランプ氏はバイデン政権の4年間でハリウッドのビジネスが海外に奪われたと指摘し、3人が私の目となり耳となるとし、ハリウッドをかつてないほど大きく素晴らしく力強く復活させると訴えた。ハリウッドは、BBCによると一昨年5月から数ヶ月に及んだストライキで映画製作は事実上停止。終結後も復活どころか低迷しているという。アメリカ労働統計局によるとストライキ以降、ロサンゼルス地域の映画・録音関連の雇用が15%減少したとニューヨーク・タイムズは報じている。また、製作本数も減少しており、2022年にはテレビコンテンツが1万6012本製作されたが、2024年は1万1069本と約5000本減少しているという。今回の特使任命について、ニューヨーク・タイムズはトランプ大統領の動機は不明だが、コストの問題から大作映画の海外撮影が増えている、イギリスやカナダなどが寛大な税制優遇措置を与えていることが念頭にあるとしている。トランプ大統領がハリウッドに力を入れるのにはもう1つ政治的狙いがあると上智大学教授は指摘。 ハリウッド映画は多様性などを重視したテーマが多く、トランプ大統領の政策とは正反対で民主党支持層が基盤だが、ハリウッドを正しい方向に戻し、ハリウッドの中にもトランプ氏を応援する声があるとのアピールを狙っていると指摘する。


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