めざましテレビ NEWS
大接戦が伝えられていた米国大統領選挙は、トランプ氏の当選が確実となった。会場に響き渡る「USA」コール。日本時間夕方、ステージに立つ共和党・トランプ前大統領は、開票からわずか7時間半の“勝利宣言”。米国の州ごとに民主党・ハリス氏か共和党・トランプ氏かを選ぶ米国大統領選挙。これまでに選挙人294人を獲得したトランプ氏が過半数を超え、勝利が確実となった。再選を目指しながら落選し、再び大統領に返り咲いたのは130年ぶり、史上2人目。接戦が予想された今回の大統領選。各州の開票結果を待つこととなった両候補。トランプ氏は自宅のマールアラーゴでの夕食会に、イーロンマスク氏など有力な支援者を招き、その時を待つ。一方ハリス氏は、電話で投票に感謝を述べる場面も。当初は勝者の確定には数日かかるとの見方もあったものの、開票を進むにつれ伝えられたのは、トランプ氏のリード。演説会場にハリス候補は来ないと告げられ、支持者は一斉に解散する事態も。激戦が予想された7州のうち、結果が判明しているペンシルベニア州やノースカロライナ州など5州でトランプ氏の当選が確実。
米国大統領選挙。何故、これだけ早く勝利宣言となったのか。明治大学政治経済学部・海野素央教授は「トランプさんは白人中心の選挙モデルだった。今回モデルを変えた。経済とインフレによってダメージを受けた黒人とヒスパニック、若者の票を捕まえた」と話す。激戦州・ペンシルベニア州を見ると、トランプ氏が51%に対し、ハリス氏は48%。ヒスパニックや若者などハリス氏の票を削った結果だと分析。昨日、記者団の取材に応じた石破総理大臣は「連携を密にしながら日米同盟、日米関係を更なる高みに引き上げたい」と述べた。念頭に有るのは、2016年の安倍元首相が築いたトランプ氏との蜜月関係。石破総理大臣は来週、G20とAPECに出席するため南米を訪問する予定で、この際、米国に立ち寄りトランプ氏との会談を検討しているという。