NHKニュース7 (ニュース)
米国・トランプ大統領が発表したソフトバンクグループなど3社のAIに関する巨額の投資計画について、イーロン・マスク氏はSNSに「彼らには資金がない」と投稿。実現性に疑問を呈した。これにホワイトハウスは「マスク氏ではなくトランプ氏の発言を聞けばよい」とした。そのトランプ大統領は、就任3日目も各国に揺さぶりをかけている。トランプ大統領はウクライナ情勢を巡って、「今すぐ和解し、このばかげた戦争を止めよう」とSNSに投稿。ロシアがディール取り引きをしないのであれば、米国などに売っているあらゆるものに高い関税を課すことになるとしている。関税をカードに、圧力をかけた形。関税をはじめとするトランプ政権の政策は、世界の政財界のトップが集うダボス会議でも議題に。また、世界経済に大きな影響を与える米中関係の行方についても、活発な議論が交わされている。関税を引き合いに揺さぶりをかけることで、米国は中国をコントロールできると示したいと考えていると指摘した。トランプ大統領は、日本時間のあす未明、この会議にオンラインで参加する予定。世界貿易機関の事務局長は「誰も関税戦争は望まない」、米国「ハドソン研究所」特別研究員・ウォルター・ラッセル・ミード氏は「中国の対米貿易黒字を減らしスパイ活動やハッキングなどの問題に対処したいのだろう」と話している。