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ヨルダン・アンマンから中継。近隣諸国ではトランプ氏の提案をどう受け止められているのか。ヨルダンの新聞でも「ガザ地区の戦闘集結に向けたアメリカの包括的な計画」と題し、大きく報じられて散る。また、サウジアラビア・エジプト・ヨルダンも含む中東諸国・イスラム諸国の8か国の外相が29日に声明で「アメリカの提案を受け入れた」と報じている。ヨルダンは人口の半分がパレスチナ系と言われており、市民もガザ地区の情勢に大きな関心を寄せている。主に賛成の声が多く聞かれた。また、パレスチナ自治区ヨルダン川西岸を統治しているパレスチナ自治政府は戦闘を終わらせるためのトランプ氏の努力を歓迎しているという。中東メディアによるとハマス側はこの提案を「検討する」としているが、正式な対応は不明。ただ、ハマスがこの提案を受け入れるのは容易ではない。今回の内容では将来のガザ地区統治や治安維持などが一定程度アメリカの影響下に置かれることは避けられない。アメリカはイスラエル寄りのため、地元メディアは「この提案を受け入れることはハマスの降伏を意味する」と伝えている。しかしパレスチナ自治政府・周辺アラブ諸国がいち早くこの提案を歓迎したことは、外堀を埋められつつあるだけにハマスにとっても難しい選択を迫られることとなりそう。